高さ596.5メートル、「天津117ビル」
中国の成長率をこのビルとすると、ビルの建設費の2倍の借金をしている。
引用:http://image.ajunews.com/content/image/2015/09/13/20150913123113243365.jpg
中国のGDP成長率は6.9%で、これを信じると毎年80兆円以上成長しています。
ところが英経済誌によると80兆円成長するために、なんと年300兆円以上の債務を増やしたという。
迫り来る「中国の債務上限」
イギリスの経済誌エコノミストによると、2008年以降中国の債務はGDPの2倍のペースで増え続けています。
それも中国国家統計局が発表しているGDPが正しい場合で、残念だが正しい可能性はゼロです。
最大限好意的に考えて本当の成長率は3分の2で、悪ければゼロ以下なので、債務伸び率はGDP伸び率の3倍か10倍に達している。
これが意味するところは、最大限好意的に見ても、中国が100円使っても40円以下の成長しかしていないという事です。
実際にはもっと厳しく、エコノミスト誌によると、現在では増えた債務金額の4分の1しか経済成長していない。
これも発表されたGDPが正しい場合なので、実際はもっとずっと低いでしょう。
中国の民間合計の債務残高はGDP比260%に達していて、これは中国が債務を隠していないと信じた場合です。
しかもGDPが過大なのを修正すると、中国全体の本当の債務は、どう考えても300%や400%になります。
世界には「健全財政」を自慢する国がいくつかあり、ドイツと中国の政府財政は健全だとされています。
だがこの健全財政の2国は、他の国が政府の借金でやっている事を、銀行や民間にやらせて、借金を付け替えただけに過ぎない。
特に中国では「違法でない銀行」は全て国有か国営銀行で、純粋な民間銀行は違法なシャドーバンクしか存在しません。
すると政府の指示でどんな事にも金を出させる事ができ、例えば売れる見込みがない都市建設に1兆円ポンと融資します。
中国のバベルの塔は借金で築かれた
ドイツでもVWが排ガス不正で倒産の危機が囁かれると、政府の指示でドイツの銀行が数兆円融資しました。
ドイツ銀行自体が、乱脈融資で破綻が囁かれているのにです。
ドイツの銀行も中国の銀行も、政府の言いなりにお金を貸し出す「帝国銀行」みたいなものでした。
こう考えると経済評論家が良くやる、政府債務と民間債務を分けて「政府債務が多いから日本は危機的だ」というのは的外れなのが分かります。
エコノミスト誌の続きに戻ると、過去1年で中国では約7兆円不良債権が発生し、約65兆円の資本が国外流出しました。
そして好意的に計算しても、増えた債務の4分の1しか経済成長していません。
そこで将来あるいは今年必ず起きると予測できるのが、銀行が債務の増加に耐えられなくなり、債務危機を起こす事です。
何しろ貸しても貸しても経済が数分の1しか成長しないので、回収できる見込みは最初から無いのです。
毎年2億円しか売上が増えない企業に、毎年10億円を新規に貸し付けているようなものだからです。
アメリカも数年前に「バカな事」をやり、サブプライムショック(リーマンショック)を起こしました。
日本のバブル崩壊も要するに同じで、少ししか成長していないのに、何倍ものお金を貸したのでした。
中国の貸し出しが急に止まる時が、恐らくバブルが止まるときで、何らかの形で危機が発生するでしょう。
アジア通貨危機とか、バブル崩壊とか、リーマンショックとか、戦前の大恐慌とか、みんな原因は「返せない相手に金を貸した」からでした。
お金を新たに貸し出している間は、それなりに経済活動が活発に行われるが、貸し出しが正常に戻ると、大半が回収不可能なのに気づきます。
コメント
しかし中国はずっと崩壊すると言われていながらよく耐えてますわ。
ソ連の経済実験では国家体制崩壊と引き換えにロシアが誕生した。
それまで国家統制で行われた暗黒経済は、
膨大な地下資源を解放する事で借金を返しておつりがきた。
さて中国。
地下資源は掘りつくし、国土は複合汚染で荒廃し、
ベースカロリーすら輸入穀物に頼る状態。
15億の人民は大半が貧困で、体制崩壊となれば陸路西へ北へ南へと飢餓街道を彷徨する。
これを人と見るか、飛蝗紅禍とみるかで世界が割れ、
15万のシリア難民で右往左往した西欧が、
その万倍の問題に晒される事態になるでしょう。
その前に周辺と戦争を引き起こすので、日中は紛争当事国でしょうかね?
刷りまくった膨大なお金が広大な貧乏地帯の西武に回って、そこの住人が豊かになって物が溢れかえってしまえばハイパーインフレにはならないと思いますが、実際は刷ったお金は上海など東部大都市の不動産と鉄鋼などのゾンビ企業に回っている。もしこの状態で輪転機回し続けたらどうなるのか・・・誰もわからない。
理論的には、無限に人民元を刷り続ければ、返済の必要は無い事になる
その際にハイパーインフレになるのか、
21世紀特有の生産性向上からインフレに成らないのかの実験場だよね
このような無茶苦茶をした行き着く先はどうなるんでしょうか。人民元刷りまくって国内に資金供給すれば普通はインフレと人民元の暴落でしょ。手持ちのドルで支えているかもしれないこど、一方で大量のドルを海外から借りているわけで・・・政府や国営企業が海外から資金調達を断られた時が終わりかと。何れにしてもこんな規模の借金経済は前例がないわけで壮大な実験場ですね。
加瀬英明さんによれば、…
まず「加瀬の法則」と呼ばれるもの
「全体主義国家が五輪を開催すると九年後に崩壊する」。
ベルリン五輪から九年後、ヒトラー体制は崩壊し、モスクワ五輪から九年後に、ソ連崩壊が始まった。
北京五輪から九年後とはすなわち来年(2017年)、北京の独裁政権は崩壊を始めるだろうという。
中国の外貨準備は、3兆ドル以上capital flightしてると言われてます。
GSがコンサルして中国の銀行・企業の債務を飛ばして優良企業として上乗させた。中国の不良債権2500兆円とか。GS自体は「御馳走様でした。お腹いっぱい」と早々と祭りから退散。