トランプの強硬姿勢は中国には抽象論で、日本にはとても具体的です
8ac85a83
引用:http://livedoor.blogimg.jp/ganbaremmc/imgs/8/a/8ac85a83.jpg


トランプ候補は外交で強硬姿勢を打ち出しているが、今まで南シナ海や尖閣などで中国への発言は無い。

そして日本には「米軍を撤退させる」などの敵対的な発言が目立っています。


トランプの外交能力

強いアメリカ、強い指導者をイメージさせるトランプ大統領候補の口から、思わぬ「弱さ」が出た。

元々内政では強気だが、外交には無知だと指摘されていたが、想像以上のようです。

北朝鮮政策を質問され、「中国に頼めば電話一本で解決してくれる」と何も問題がないと話した。

スポンサー リンク

また大統領になったら自ら北を訪問し金正恩と会談し、話し合えば解決するとも言っていました。

この説明はどこかで聞いたことがあり、多分鳩山首相ではなかったかたと記憶している。

もしかしたらトランプ氏の世界観は鳩山由紀夫と同じなのかと疑問を抱いたので、今までの発言を整理してみます。


まず話題になったのが「在韓、在日米軍撤退」発言で、日本と韓国に米軍駐留費用を払わせると主張しました。

この時点でトランプ氏は、日本が駐留費用を半分程度負担しているのを知らなかったようでした。

後で「駐留費用全額を支払わせる」と言いなおし、払わないなら米軍は撤退するそうです。


これはまあ「そうですか、お引取りください」と言って日本が再軍備すれば良いだけの事です。

するとアメリカは日本が再軍備したら困るので、出て行かないし、そもそもそういう二者択一を言ってこない。

ただし米軍は韓国から既に撤退を決めていて、航空部隊とミサイル部隊だけが残留します。



中国に甘いトランプ

中国に対する注目の発言は、実際のところ何もしていません。

「厳しい態度を取る」と言いながら肝心の南シナ海と尖閣諸島、あるいはチベットやモンゴル、ウイグルに一切触れようとしない。

そして北朝鮮との関係改善を中国にお願いするとも言っていました。


日本への態度と比較すると、完全に親中反日と言っても良いです。

選挙中に「うかつ」な発言をして就任後に自分の言葉に縛られた大統領は多く、オバマもその一人でした。

オバマは中東から米軍を撤退させると言ってしまい、撤退させたらアルカイダとイスラム国が大喜びで復活しました。


過去にカーター大統領も同じ失敗を犯し、ソ連のアフガン侵攻などを引き起こしました。

ブッシュ(子供)は逆に積極的な関与を主張していたので、9.11後に中東進出せざるを得なくなりました。

そして安倍首相は現在、消費増税や財政再建、脱原発など過去に言った事で、政策を縛られています。


トランプの外交方針は要するに「同盟国には厳しく当たり」「敵とは仲良くしよう」という事です。

まさしく鳩山首相や村山首相と同じ思考法で、間違いなく同盟関係を険悪にします。

経済的にも外国に厳しい態度を取ると表明していて、日本が真っ先に標的にされるでしょう。



経済戦争の標的は日本になる


トランプは中国、韓国、日本を名指しして「不公正貿易で利益を上げている」と言っています。

このうち中国は核や武力で脅してくるので、そう簡単に制裁できず、韓国の貿易規模はもともと小さい。

すると貿易戦争の標的はいつものように日本になり、クリントン時代のように、経済制裁を連発するでしょう。


嫌な言葉ですが「虐めやすい人間から虐める」わけで、日本が再軍備しない限り、対象はいつも日本です。

また同盟関係や「パックス・アメリカーナ」と呼ばれるアメリカの覇権も軽視している。

カナダ、メキシコ、中南米を従えることで、アメリカは100年間「背後から襲われる」心配なく超大国でいられました。


例えば第二次大戦で日独伊にカナダかメキシコが味方したら、アメリカ軍は日本軍に勝てたのでしょうか?

同盟国や友好国を軽視することは、世界を不安定にするでしょう。

トランプ氏は、従来の米外交政策とは決別するとも言っていて、世界の警察も世界の暴●団ももう辞めるそうです。


暴●団が居なくなったら平和になるが、この世界では暴●団が警察を兼ねていて、それがアメリカ軍でした。

一方で「いかなる犠牲を払っても米軍を増強する」とも話していて、米本国周辺に集中させるようです。

北大西洋条約機構(NATO)や北米自由貿易協定(NAFTA)から離脱するとも言っていて、そのうち「日米安保解消」も言い出しかねない。

これだけの事を選挙中に言ってしまうと、就任後も自分の発言に縛られてしまい、政策は不安定になるでしょう。