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ドイツが難民を時給1ユーロで雇用 就労支援制度が批判受ける

本来の役割りは再就職の支援という事になっている
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引用:http://www.bz-berlin.de/data/uploads/multimedia/archive/00191/1-Euro-Jobs-hartz-I_191163a.jpg

ドイツでは10年前から長期失業者むけに「1ユーロジョブ」という就労制度がありました。

生活支援を受けている人に、時給1ユーロで働いてもらい、自立や再就職に役立つといわれていました。

1ユーロジョブとは

ドイツが受け入れた難民を時給1ユーロで雇用する、「1ユーロジョブ」が話題になっています。

日本でも教育実習生を最低賃金以下で雇用しボロ儲けした農村が話題になったが、それと同じなのでしょうか。

日本円で130円であり、8時間働いても一日1000円といったところです。



AFPの記事によるとアラブ系難民A氏は、午後6時半から8時までベルリン市に雇用され、他の難民の食事の準備などをしている。

他にも自転車の修理や植木の剪定(せんてい)、歩道の清掃などを1ユーロで請け負っている難民がかなり居るとされています。

ドイツにも最低賃金制度がある訳ですが、「1ユーロジョブ」は制度外の抜け道になっています。

この制度は難民のために作られたのではなく、2005年以前から、長期失業者に働く場所を提供する目的で作られていました。

「1ユーロジョブ」が適用されるのはいわゆる生活保護受給者のような福祉支援を受けている人で、仕事は公的サービスに限定される。

主に地方自治体などが発注主で、社会福祉、市民サービスなどの仕事をして貰い、1ユーロか2ユーロを支払う。

働く人はこのような仕事をする事で社会に復帰するきかっけになり、大変有意義な事業だと言っています。

だが批判的立場の人たちは、実際にはゴミ拾いや道路の修復など、自治体が低賃金労働者として活用していると非難している。

景気低迷によってドイツの自治体財政も厳しくなっていて、公的サービスを低賃金を低賃金労働者にやらせているようです。

就労支援になるのか疑問の声

就労には週20時間までの制限があり、頑張っても収入は月に1万円しかなく、将来に繋がるかは疑問です。

就労者は何らかの生活支援を受けているので、この労働をしなくても、生きていくことは可能です。

難民審査を待っている間の支給額は143ユーロ(約1万7600円)で、住居や食事が提供されるとはいえ、充分な金額ではない。

ベルリン市はこうした低賃金就労者を4000人近く雇用しているが、長期失業者の再就職には繋がっていない。

時給1ユーロでゴミ掃除をしても、それをきっかけにどこかの会社で雇われる事はないからです。

この制度にはいくつかの批判が向けられており、一つは低賃金によってドイツ人の職を奪っているというものです。

欧州でもインフレ率ゼロ%のデフレになりつつあり、例えばゴミ拾いの時給が1ユーロに定着したら、誰が10ユーロの労働者を雇うだろうか。

もう一つの批判は、ドイツは難民を数十万人も受け入れて、実際は低賃金労働者にしているというものです。

アメリカでも不法移民が低賃金労働をしている実態があり、不法移民なので低賃金でも文句を言いません。

ドイツが去年受け入れた難民は80万人以上と言われていて、難民認定すると無償で個室や食事、衣類などを用意する義務が生じます。

難民一人に年間数百万以上は掛かるので、大変な負担でしょう。

かっこよく難民を受け入れてみたものの、徐々に負担の大きさを実感し始めているところでしょうか。

コメント

  1. 通りすがり より:

    >日本でも教育実習生を最低賃金以下で雇用しボロ儲けした農村が話題になった
    でもこれ日本の法律で特定条件の農業は一部の税金などの支払いを免除するって定められていますからねぇ。
    日本の法律を守ったうえで叩かれてるのは可哀想ですよ。この法律を否定しちゃうと日本の農業は崩壊しちゃいます。
    それに被害者となった外人も実際の雇用状況や環境と異なる証言してたりで慰謝料目当てなのが丸わかりでかばいようが無かったですし。

  2. ナカソネ より:

    オーストリア ホーファー惜しかった(涙)

  3. 名無しさん より:

    移民推進派は低賃金で雇う方で、被害を受けるのは移民否定派なんよね。
    日本とそっくり。

  4. ローレライ より:

    『ブラック企業』を広める『難民爆弾』

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