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タイの軍政 民政反故にし長期政権 選挙後も軍政を宣言

軍や裁判所、警察幹部は中国系人種が独占し、「タイ人」は政治に参加できない仕組み
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引用:http://kaigaisyusyoku.com/wordpress/wp-content/uploads/2015/07/%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88-2015-07-18-18.05.13.png

タイの軍事政権は最近、選挙後に民政移管した後も、軍事政権を続けると宣言しました。

憲法で民政を禁止してしまい、誰が当選しても軍人が首相になるそうです。

タイ軍事政権が民政移行を拒否

タイでは2014年5月22日に軍がクーデターで政権掌握し、軍人が首相や閣僚を兼ねる軍政が敷かれて居ます。

当初は1年で選挙をやり民政に戻ると言っていたが、それが2年に伸び、さらに民政を反故にすると言っています。

軍事政権とは大抵こういうものですが、タイも例外ではなかったのが確認されました。



タイ軍部は選挙を実施する条件として、軍が作った新憲法を国民投票で承認することを要求しています。

新憲法は「軍人が首相になること」や、「軍人が議員を任命する」となっていて、要するに選挙後も軍政を続けるつもりです。

もし新憲法が承認されなければ、「選挙の準備が整っていない」として国民のために政権に止まるとしています。

中国や北朝鮮の共産党となんら変わらない手口に見え、タイの将来に暗い予感を抱かせています。

新憲法が承認されれば軍政を続け、否定されても軍政を続けるので、選挙をやっても軍政が続きます。

さらに軍部は国民投票に先立って、反対運動を法律で禁止し、国民を扇動したものは禁固10年という法律を定めました。

国会も軍が停止したので、好きな法律を定める事が可能になっています。

前首相のインラック氏を初めとして、タクシン派と反タクシン派の両方が新憲法に反対しています。

タイの一連の混乱の原因はこの両派の対立ですが、実はタイの主導権を握る人種対立という意味がありました。

赤シャツが原住民、黄色が中国人系で、軍と警察は必ず黄色の味方をする
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引用:http://blog-imgs-61.fc2.com/k/o/u/kouinosan/201401222336316cd.jpg



タイ人と中国人の、宿命の戦い

タイの人種には「タイ民族」のような人は存在せず、多くの少数民族から成り立っています。

最大人種が実は「中国人」で、歴代のタイ首相のほとんどは中国系移民の子孫でした。

この中国人が「反タクシン派」で「黄色シャツグループ」だと覚えておいてください。

中国人はタイの政財界を掌握し、官僚、経済人、軍人、政治家は全て中国系人種が占めていました。

だが経済発展によって中国人以外の少数の原住民系も力をつけて、登場したのが「タクシン首相」でした。

数の上では中国人より原住民がずっと多いので、選挙をやると必ずタクシン派が大勝利します。

そこで中国人=反タクシン派は「選挙は無効だ」「タイに民主主義はそぐわない」と主張して何度もクーデターを起こしました。

つまるところこれがタイで永遠に繰り返されるクーデターの原因で、少数の中国人が政治と経済を握っているからです。

軍人の上層部も中国人が独占していて、原住民系のタクシン派を弾圧しています。

裁判官や警察の上層部も全て中国人なので、最高裁判所が「民主的な政府は違法だ」と意味不明の判決を出して前首相を逮捕しました。

中国系タイ人は当然ながら中国と親しく、中国の鉄道や潜水艦を導入しようとしたのがその現れです。

一方でアメリカや日本とは敵対姿勢を取る事が多く、アメリカは経済制裁をチラつかせ、日本が止めています。

いつかタイの政治が中国人の手からタイ人に戻る日が来るのかは、まだ不透明です。

コメント

  1. 通りすがり より:

    日本が止めてるから調子づいてるじゃねーかw

  2. 名無し より:

    要するに中国タイ自治区。

  3. ローレライ より:

    タイの『最高権力者』は国王だったが『高齢化』で無力化した。

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