出店攻勢の影響なのか、従業員の質や客対応が以前より低下している。
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引用:http://lpt.c.yimg.jp/amd/20160616-00000110-nnn-000-thumb.jpg


名古屋の丸亀製麺で食中毒が発生し、症状は軽かったようですが、これが終わりの始まりにならないとは限らない。

最近の丸亀製麺は露骨に売上重視、出店重視で、肝心の料理や客対応、従業員の質が落ちているからです。


大量出店で従業員の質が低下


「丸亀製麺」を運営するトリドールは、2016年3月期決算が87億3000万円になり前期比2倍に達しました。

現在1000店を20年までに300店増、25年度に世界6000店に増やし、売上高5000億円、全世界でトップ10入りする計画を持っている。

うどんだけではなくコーヒーや外食を含めての数字だが、とても景気が良いようです。

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20年の東京オリンピックまでに首都圏へ300店舗出店し、ハワイやアジアを手始めに世界征服の予定です。

だが疑問なのは、人間はそんなにうどんばかり食べる生き物ではない事と、準備が間に合うのだろうかという事です。

確かに丸亀製麺のうどんは現在、ライバルの「はなまる」「つるまる」を引き離して断然美味しいと評判です。


丸亀製麺は麺が本格的なのに対しライバルはチープな印象だし、丸亀だけはネギ取り放題で無料です。

だが丸亀製麺の評価が高まるに連れて、丸亀の店舗で起きている「ある現象」に注目せざるを得なかった。

一つには食堂のような店内に多くの客が詰め掛けた結果、まるで昭和前半のような状態になっている事です。


平成になって多くの外食店はファミレス風にテーブルが分かれていたり、一人客はカウンターで食べるスタイルになっている。

だが丸亀の店舗では昔の少年マンガの世界のように、知らない客同士が大テーブルで相席している。

しかも客は隙間無く押し込まれ、隣りの客が汁を飛ばして食べるので、自分の方まで汁が飛んでくる。



ブームが過ぎたらマックの二の舞の可能性

今は一種のブームなので多めに見られているが、はっきり言って清潔感に欠けるし、隣人に汁を飛ばされて楽しい人は居ない。

ライバルの「はなまる」ははっきり言って丸亀より不味いが、こうした対策では(チェックした店では)進んでいました。

もう一つの変化は以前は男性の調理人が多かったのに、現在は多くの店で女性が調理していて、女性だけの店もあった。


女性の調理人が悪い訳ではないが、要するに「職人風のおっさん」から、「パートのおばさん」に変わってしまった。

例えば釜に麺を入れる手順とか、釜から出して器に入れる動作などが、どことなく「食堂のおば
さん」ぽくなった。

その結果かどうか、以前は箸でスッと麺をすくえたのに、今は麺がこんがらがって絡まってしまう。


大量出店して職人をバイトに置き換えたチェーン店を前に見たことがあり、それは日本マクドナルドでした。

マックの全盛期に他のハンバーガーチェーンはロッテリアとモスバーガーだけで、値段の安さとお得感で圧倒していました。

だがひとたび苦境に陥るとバイトとパートだけではどうしようもなく、長い衰退期に入りました。


顧客の不満を放置し、味では他店に追い越され、異物混入など不祥事が追い討ちを掛けた。

マクドナルドは原田社長の元で、売上と規模拡大だけを追い求め、途中まで上手く行っていました。

しかし売上だけを重視した結果、他の要素が斬り捨てられ、常連客も離れていきました。

売上だけしか口にしないトリドールの経営陣を見ていると、全盛期の原田泳幸氏を思い出します。