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3Dプリンター、ブーム終了 夢と現実の落差大きく

何でも作れると言っていたが、実際に作れるのはゴミとガラクタだった
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引用:https://i.kinja-img.com/gawker-media/image/upload/s–bXl1xhWV–/c_scale,fl_progressive,q_80,w_800/18nyapext5pmkjpg.jpg

3Dプリンターはブームだった

2013年に世界で熱狂的なブームを起こした3Dプリンターは、ひっそりとブームが終わっていました。

そういえば3Dテレビや3Dヘッドセットもいつの間にかなくなり、3Dは世の中から忘れ去られた。

3D映画というのも存在しているが、別に2Dで良いし3Dは気分が悪くなるという人が多く、下火になっている。



2013年の報道の仕方では、とにかくどんな物でも家庭で作れて、商品を買うより安く品質も最高だと言われていました。

工場でも全て3Dプリンターに切り替わり、住宅や戦闘機も3Dプリンターで作れると言っていました。

家電量販店やPCショップでは、小型の3Dプリンターや製造した物が展示されていました。

それらを見た人の全員が感じたと思いますが、作れるのは安っぽいプラスチックの「部品」だけでした。

今どき100円ショップでもありえないような低品質で雑な、塗装もしてない人形や模型が展示されていました。

良く考えると小さなプラモデルでも100点以上のパーツに分かれているし、完成模型でも多くの部品を組み合わせてあります、

一体成型でバーっとやっつけてしまったら、せいぜい使い捨てスプーン程度のクオリティになってしまいます。

また模型などで肝心なのは塗装ですが、3Dプリンターは塗装してくれないので、出来上がったものはとても安っぽいです。

また家庭用3Dプリンターは小さな物しか作れないので、作れるものは限られています。


家庭用で作れるのはガラクタだけ

そして家庭用はプラスティック素材しか使えないので、実用的な物はほとんど作れません。

だが最大の問題はそうした事ではなく、3Dプリンターで作れる程度のものは、ダイソーに行けば100円で売っている事でした。

高さ10センチの人形は数百円の材料費で作れるようですが、機械には10万円ほどかかり、しかもすぐ故障します。

3Dプリンターは構造がとても複雑なので、安いのは本当に数回使ったら壊れるそうです。

企業やプロが使っているのは100万円から1000万円もする3Dプリンターで、確かに非常に美しい物を作れます。

企業が試作品を3Dプリンターで制作すれば、費用は安く期間は短く、高品質なのだと思います。

個人や一般向けの3Dプリンターは完全に終了し、メーカーの株価は10分の1になったが、企業向けは発展しています。

少数しか作らない製品なら3Dプリンターは良いでしょうし、企業向けのは金属素材が使えたりします。

欧米では航空機部品にも使われているので、品質や強度も確かなのでしょう。

ただしそれらは3Dプリンターが数千万円もして、製造にも個人より高いコストが掛かっています。

医療用の器械とか宇宙開発でも多用されていて、高品質で高価格で、少数しか製造しない物に向いています。

最初の頃、3Dプリンターは安いとマスコミは言ってましたが、量産品は工場で普通に量産した方が安いし品質も良いです。

個人用で再びブームが起きることはないでしょうが、もしダイソーで売ってる以上の品質のを簡単に作れたら、売れるかも知れません。

iPhoneのカバーが自分で作れるとかも言ってましたが、買った方が綺麗だし安いし品質が良いです。

プロや企業向けの市場は発展するでしょうが、一般向けは高価なオモチャ以上ではなかったようです。

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