プラユット暫定首相も中国人
引用:http://specials-images.forbesimg.com/imageserve/586856468/960×0.jpg?fit=scale
軍事政権を認めるか、軍事政権を続けるか
タイで憲法改正を問う国民投票が8月7日に行われ、新憲法は承認されたが、最初から選択権がないものだった。
憲法草案は民政移管後の5年間、上院国会議員を軍が任命し、首相も軍が任命するとしている。
選挙で国会議員を決めるのは下院だけで、上院の決定のほうが優先される。
下院は少数政党が乱立して過半数を取れないようにしてあり、必ず上院が決定権を握る。
5年が経過した後も憲法裁判所が必要と判断したときは、今回のクーデターのように首相を解任したり追放できる。
憲法裁判所の正体は軍事政権なので、事実上永遠に軍が民主政権よりも上位になる。
国民投票は賛成6割で承認されたが、もし否決されたらこのまま軍事政権を続けると軍は言っていた。
有権者は軍事政権を認めるか、このまま軍事政権を続けるかの選択肢しかなく、事実上投票には意味がなかった。
民主派は茶番劇だと反発し、欧米諸国は非民主的だと批判を強めています。
タイの一連の暴動やクーデター、政変に至る流れは非常に難しく解説されているが、実はとても単純な話です。
タイでは経済、軍隊、政治、行政などあらゆる分野を『中国人』が支配し、『タイ人』は貧困層として排除されています。
タイ人は圧倒的多数なので選挙では必ず勝ち、その度に中国人が支配する経済界や軍隊が暴動を起こすのです。
中国人対原住民の主導権争い
このタイ人グループがタクシン派で、中国人グループが反タクシン派と呼ばれています。
タイ人と便宜上書いたが「ヤマト民族」のような民族や人種は存在せず、無数の少数人種から構成されている。
区別するには赤いシャツを着て暴れているのがタイ人=タクシン派、黄色いシャツが中国人=反タクシン派です。
政府や財界、軍の偉い人のほとんどは中国人で、少数民族や貧困層の若者はだいたいタイ人です。
反タクシン派の正体は中国人なので中国に親しく、軍事政権は中国と親密な外交を行います。
自然、反米反日になり、「タイは親日国」という日本人の思い込みは、しばしば裏切られる事になる。
中国人は少数なので選挙をやると必ず負け、負けるたびに爆弾テロや銃撃戦、クーデターを起こしています。
自分で暴動を起こしておいて、「民主主義は社会を混乱させた」と言って選挙を無効にするのです。
裁判所や裁判官は中国人だけが独占しているので、前首相のインラック氏を裁判にかけて失職させました。
警察の幹部も中国人なので、赤シャツのタイ人が暴動を起こすと取り締まるが、黄色の中国人だと見逃している。
軍部も中国と癒着し、中国から潜水艦を買うと言い、南シナ海問題では日米より中国を支持している。
高速鉄道計画も日本と中国の間で右往左往して、何度も計画が撤回されています。
もっともタイという国は戦前からずっとこんな具合で、その時々の強い国に接近したり、敵側に自分を売り込んだりしてきました。
ベトナム戦争ではベトナム爆撃に協力しておいて、戦争が終わると友好国だと言って経済交流する。
こういう事がしゃあしゃあと出来るのがタイで、混乱しているように見えて、彼らにはそれが普通だったりする。