山梨、長崎で検査したところ、福島県と同じ程度だったが、その事は書かないマスコミ
韓国や中国で検査すると、日本よりもっと多く見つかる。
引用:http://i0.wp.com/hokinet.jp/wp-content/uploads/2015/04/%E9%80%9A%E8%B2%A9%E7%94%9F%E6%B4%BB%EF%BC%9A%E7%94%B2%E7%8A%B6%E8%85%BA%E3%80%8C%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%A8%E7%A2%BA%E5%AE%9A%E3%80%8D%E3%81%AE%E5%AD%90%E3%81%AF87%E4%BA%BA%E3%80%81%E3%80%8C%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%81%AE%E7%96%91%E3%81%84%E3%80%8D%E3%81%AF30%E4%BA%BA%E3%81%AB%E3%80%821.jpg
甲状腺がんに注目する理由
2011年から実施されていた福島県の甲状腺がん検診は、役割りを終えたとして全住民検査を終了するのがわかった。
福島県の県民健康調査検討委員会は、原発事故による甲状腺がんは無かったという結論を出しました。
市民団体や反原発派、旧民主党では「甲状腺がんが激増した」と主張していて、真っ向から対立している。
甲状腺がんが注目されたのは1986年4月に旧ソ連(ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故からでした。
子供に多く発生するガンという事がセンセーショナルに報道され、当時のテレビでは「甲状腺がんになったら全員助からない」と言っていました。
当時日本ではガンの増加が社会問題になっていて、生存率の低さや末期の苦痛から恐れられていました。
「ガンになったら絶対に助からない」というのが80年代の常識で、甲状腺がんも同一視して報道していました。
一言で説明すると「数十万人の子どもがガンになった」という煽り番組が高視聴率を上げ、テレビや報道は儲かったのです。
福島原発報道でも同じパターンが繰り返され「福島県人は全員がんになる!」というような報道を繰り返しました。
ではチェルノブイリの実態はどうたったかというと、甲状腺がんになったのは6000人で、がんでなくなったのは理論上2人以下です。
というのは甲状腺がん亡くなる確率は0.2%で、発病しても長生きして他の病気や事故でなくなり、甲状腺がんで何人なくなったかは良く分からないのです。
0.2%はインフルエンザより低いので、甲状腺がんはその程度の病気という事です。
甲状腺がんは増えたか
しかも0.2%は甲状腺がんが相当進行した場合なので、本当の亡くなる確率は0.1%以下だと推測されています。
甲状腺がんの定期検査を実施している国は日本を含めて一カ国もなかったので、偶然見つかるが症状が悪化してから発見されます。
かなり症状が悪化した甲状腺がんの亡くなる確率が0.2%という事は、自然治癒した例はその10倍以上はあると考えられます。
すると甲状腺がんの本当の亡くなる確率は0.01%くらいと推測され、これは日本人が1年間に交通事故にあう確率より低いです。
福島県では全ての子供を対象とした甲状腺検査を実施し、甲状腺がんが100倍に増加したのが確認されました。
原発事故前は100万人あたり1人から3人だったが、事故後には10万人中35人に増えています。
事故から4年間の調査で10万人中35人が発症ということは年間約9人で、このうち0.01%がなくなるとしても、10万人中年間0.01人という事になります。
この数字は原発事故前から増えてはいないので、原発事故の影響ではないと考えられます。
甲状腺がんが100倍に増加したのは、検査をしなければ発見されなかったのが、検査をした事で患者が増えたと指摘されています。
放置しておけば99.99%が自然治癒するものを、検査したら増えたのだという訳です。
2014年に厚生省は福島県の数字と比較する為に、青森、山梨、長崎の3県でも甲状腺調査をしました。
福島県の甲状腺がんは他県と同じ程度であり、福島県だけが多いという事実はなかった。
甲状腺がんが発見される事で、本来は自然治癒するものがガンだと分かって苦しむ児童や、学校生活に支障が出る場合もある。
県内で年間0.1人以下しかなくなる人がいない甲状腺検査より、交通事故防止や給食の充実などに予算を掛けるべきだというのは、もっともな意見に思えます。