大都市で激増しているカーシェア、至るところにある。
引用:https://4yuuu.s3.amazonaws.com/files/article/484891/large_484891_2.jpg
ライドシェアが世界で普及
ライドシェア、自動車の共有が世界的に進んでいて、配車サービスのUBER(ウーバー)はアップルやグーグル並みの評価を得ている。
日本では素人がタクシー営業するのは違法だが、都会では至るところにカーシェアの看板を見かけるようになった。
カーシェアはレンタカーの一種だが、10分などの短時間から利用でき、会員になれば面倒な手続きが要らない。
カーシェアをスマホやネットで申し込み、駐車場に止めてある車を勝手に使用し、使い終わったら戻しておく。
数年前からポツポツ見かけたが、去年から急に増え始め、大きな駐車場のほとんどでカーシェア車両が置かれるようになった。
東京や大阪のような都市では新車の自動車を所有するには年100万円もかかり、その4分の1から3分の1ほどをを駐車場が占める。
皆が気にする燃料代は1割にも満たず、車検保険税金が3分の1近くを占め、車の値段はピンキリだが300万の新車を5年で買い換えると年100万円の計算です。
これをレンタカーに置き換えると、一日5000円として200日間も借りれてしまう。
実際には燃料代自己負担だし、自宅に空き地がなければ有料駐車場に止めるのでもっと少なくなるが、それでも150日間くらいはレンタルできる。
最近は修理工場やGSが運営する格安レンタカーが3000円程度で借りれるので、長期契約プランなら所有しなくても毎日使える。
週末だけ使うなら月に8日間なので年96日、燃料代と駐車場代を含めても年間50万円で収まる。
これがカーシェアだと12時間利用すると6000円前後になり割高なのだが、30分とか1時間など短時間利用できる。
例えばタイムズだと2時間借りて返却して(5分くらいは良いらしいが)約1500円で燃料代は料金に含まれている。
映画やレジャーなど出かけた先で長時間過ごすには不向きだが、買い物などはこれで済んでしまう。
レンタカーとカーシェアを併用すると、毎週利用しても年間30万円程度で収まり、駐車場を借りて所有するより安い。
日本は独自のカーシェア文化に
海外ではUBER(ウーバー)のような配車サービスが普及していて、早い話ネット白タクで、一般の人が自家用車でタクシー行為をする。
日本ではタクシー営業には2種免許が必要で、営業許可も必要なので、許可される事はないでしょう。
例え規制緩和されても、2種免許必要とか営業登録が必要など、実質的に個人タクシーになると予想されます。
ネット白タクとは別に日本で始まっているのがライドシェアで、目的地が同じ人同士が費用を負担して相乗りします。
例えば東京から大阪まで相乗りし、燃料代や高速料金を人数分で割り勘します。
実際は分担を上乗せして、車のオーナーが利益を得る場合も多いようですが、ウーバーほど広がってはいません。
ウーバーのような配車サービスとトヨタやVWのようなメーカーが提携する動きが出てきています。
もし全ての自動車が共有された場合、自動車の台数は現在の10%で済むという計算があり、確かに大半の自動車は駐車場に止まっています。
なるべく多くの人が自動車を保有して駐車場に寝かせるビジネスが自動車メーカーで、空いている自動車を皆で共有したらトヨタは倒産するでしょう。
田舎では駐車場代が実質無料だったりするので、こうした制度は普及しにくいが、都会では軽でも最低月2万円の駐車場代が掛かります。
しかも自動車で出かけた先の駐車場も全部有料なので、毎月3万から4万円の駐車場代が掛かっています。
実質賃金が下がりっぱなしなので、これでは車を買わず共有しようという人が増えるのは、自然な流れでしょう。