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IMF 中国にGDP設定廃止を求める 嘘の発表は是正されるか

中国の妄想GDPは止まる事を知らない。
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引用:http://www.garbagenews.com/img16/gn-20160101-13.gif

IMFが中国GDP目標に異議

中国は20年以上に渡って年10%以上の成長率を記録し、最近は7%に下がったが世界トップの経済成長を維持している。

その仕組みは事前に『目標GDP』を発表し、翌年必ずその成長率を達成してきました。

なぜ前の年に来年の成長率が分かるのかは謎で、発表されるGDPは捏造だとも言われています。



調査にかかる期間も異常に短く、他の国は2ヶ月から3ヶ月なのに、中国では2週間で発表してます。

14億人の経済活動をたった2週間で調査するのは不可能なので、実際には調査していません。

中国のGDPを保証しているのは世界銀行とIMFで、2つの国際機関が承認する事で世界的に認められています。

ところが世界銀行もIMFも、加盟国のGDP調査を行っておらず、報告を受けて統計を取るだけです。

例えば日本のGDPは約5兆ドルですが、8兆ドルと言っても3兆ドルと言っても、IMFはその通りに記載します。

加盟国がGDPの調査方法を変えるとGDPが簡単に何割か変動し、アフリカの国はある日GDPが2倍になった事すらあります。

そのザル統計のIMFが2016年8月12日、中国の年次調査報告書で「GDPの目標設定をやめるべきだ」という認識を示しました。

各国にもGDP成長目標はあるが、目標が達成されるかは運次第で、多くの場合目標からかなり外れる。

ところが中国はほとんどの発表が予想にピッタリの数字になり、適当な嘘を発表しているのは明らかです。

マイナス成長なのにプラス10%と発表

IMFでは目標を達成する為、中国では短期的で質の低い刺激策が実行され、望ましくない状況を作り出したと書いています。

2008年のリーマンショックでは、中国は各種経済統計からGDPがマイナスだったのが分かっているが、プラス10%と発表しました。

中国は辻褄を合わせるため、50兆円の景気対策を行い、翌年以降も公共事業費を増やし続けました。

公共事業は、同じ成長率を維持するのに、毎年予算を増額しなくてはならないという性質がある。

日本のように1%や2%が目標ならチビチビやれば良いが、毎年10%成長を公共事業だけで維持するには、どう考えても毎年20%は予算増額が必要です。

2008年に中国の公共事業費が50兆円で、その後毎年2割増だったら、今頃は途方も無い数字になっているのが分かります。

しかも50兆円というのは日本で言う追加予算だけで、その他に正規予算で最初から数十兆円の公共事業を行っていたのでした。

例えば2010年代には鉄道の新規建設費だけで年間50兆円と発表されていて、今もシルクロード構想などで毎年数十兆円使っています。

IMFや各国の経済専門家は、こうした国による投資(公共事業)に頼った高度成長は持続しないとみています。

IMFは2016年の成長率を6.6%と予測し、2021年には5.8%に減速するとしている。

物価上昇率は長期的に3%を維持すると想定しているので、実質成長率は2.8%という事になる。

実際にはこれすら希望的な数字で、例えば2008年にマイナス成長をプラス10%と誤魔化しただけで、中国のGDPは10%も誇大になっている。

中国のGDPはいくらなのか

こうして実際より誇大にGDPを報告した年は他にもあると考えられるので、中国のGDPは発表よりかなり少ない筈です。

中国のGDPは公式発表で12兆ドル程度だが、これだと平均所得が8820ドルになる。

およそ90万円から100万円という事になるが、この数字は平均年収よりかなり多い。

中国政府が発表した全土の省の平均給与は4万人民元=60万円なので、1.5倍ほど多い。

それに中国はまだ都市化が進んでいないので、給与労働者の割合が少なく、農業従事者が2割を占めている。

そして農業の平均所得は今も年間10万円に満たないので、全国民の平均所得は年50万円というところでしょう。

すると中国人の収入合計は675兆円で、これに企業利益などを足した数字がGDPになる。

中国政府が発表した平均給与60万円が平均年収だとしても、まだ800兆円にしかなりません。

GDPは国民総生産であると同時に国民総所得でもあり、年収の合計に企業利益などを合計した数字になる。

日本の場合、日本人の平均年収は414万円(国税庁発表)で、平均所得は約384万円となり、収入合計よりGDPは少ない。

中国の場合平均年収50万円で平均所得が100万円となり、現実には在り得ないほどGDPが大きい。

中国企業がお金を溜め込んでいるのでなければ、実はGDP800兆円程度しかないとすれば、非常に納得がいく。

GDPが少ないのなら、国家債務のGDP比などの数字が大きく変わってくるので、世界最悪の債務を抱えている事になる。

IMFもいい加減に本当の中国のGDPを公表したらどうか。

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