地対艦ミサイルは空対艦ミサイルから開発される。
引用:http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/021/559/26/N000/000/003/140833586160852421228_1932247_760083737342949_1657666109_n.jpg
新型地対艦ミサイルを開発
日本政府は8月14日、尖閣粗糖を防衛するため、射程300kmの地対艦ミサイルを開発すると発表しました。
宮古島など先島諸島に配備すると尖閣諸島の100キロ先まで射程に入り、台湾島の先端まで届く。
中国海軍や海警が尖閣周辺や領海侵入を繰り返しているのに対処する。
ミサイルは車両搭載型で発射場所を移動でき、GPS誘導システムを搭載し、2023年に配置する予定。
日本の地対艦ミサイルには「88式地対艦誘導弾」と「12式地対艦誘導弾」がありそれぞれ1988年と2012年に正式採用された。
どちらも射程は150kmほどと言われていて、ソ連やロシア海軍の上陸を日本本土から防止するのを目的にしていた。
周辺の離島を守ろうという考えは無く、せいぜい列島の海峡を封鎖して敵艦隊の行動を防止しようという目的だった。
どちらも個体燃料ロケットとターボジェットの2段式で、実際の巡航距離は射程より長いといわれている。
というのは船は移動しているので、航空機で発見して地上からミサイルを発射しても、その場所に居るとは限らない。
敵の船を探し出すため、巡航ミサイルのように周辺海域を飛び回って、発見したら体当たりするようになっている。
順番としては発見情報に基づいて「適当にそこらへん」に発射し、ミサイル自体のレーダーで敵を捜索し、発見する。
弾道ミサイルのように地上から発射され、目的地までつくと、巡航ミサイルのように自律飛行する。
空から発射すれば空対艦ミサイル、トラックから発射すれば地対艦ミサイル
引用:https://i.imgur.com/T8zYiCs.jpg
超音速地対艦ミサイルの可能性
巡航状態では敵を長時間捜索できるよう、数百キロ飛行できるとも言われている。
地対艦ミサイルと艦対艦ミサイルは、トラックに搭載するか艦船に搭載するかの違いで、大部分は共通している。
「88式地対艦誘導弾」と「90式艦対艦誘導弾」が共通で、「12式地対艦誘導弾」の地対艦バージョンは現在開発中となっています。
さらにミサイル本体は航空機に搭載される空対艦ミサイルとも共通化されていて、先に開発されたミサイルから性能を推測できる。
順番としてはまず空対艦ミサイルを開発し、それを地対艦ミサイルに流用し、最後に艦対艦ミサイルになる。
新開発の地対艦ミサイルは旧型の射程延長型という可能性もありえるのだが、それでは面白くないので新規開発だと仮定します。
新規開発なら元になる航空自衛隊の空対艦ミサイルが既に存在し、それを元に地対艦ミサイルを開発する筈です。
最新の空対艦ミサイルはXASM-3と呼ばれ、2016年度に完成する予定になっています。
今までは個体ロケット+ターボジェットだったのが、固体燃料ロケット+ラムジェットエンジンになります。
ラムジェットエンジンはマッハ3から5の超音速飛行が可能で、今までの3分の1程度の時間で到達できる。
到達時間が短ければ、敵が移動して逃げるのは困難になり、敵が迎撃するチャンスも減る事になる。
尖閣に配置する地対艦ミサイルがXASM-3とは発表されていないが、他に新型の対艦ミサイルはありません。
マッハ3以上で船体に命中すると大型艦の内部に貫通して爆発するので、大きな打撃を受けるでしょう。
XASM-3の射程距離は約150kmと93式空対艦誘導弾とあまり変わらないので、個体ロケット部分で射程延長すると推測できます。