理研のShoubu(菖蒲)はユニットあたりの性能を重視している。
shima
引用:http://www.truthjapan.net/wp-content/uploads/2015/09/shima.jpg


経産省と文部省が世界一を競う

日本政府は再び世界一の性能を目指して新型スパコン(スーパーコンピューター)を開発するのがわかった。

経済産業省は来年度195億円を計上して特殊法人、産業技術総合研究所(産総研)が開発を担当する。

AI開発や深層学習の計算能力を特に重視する設計で、文部科学省の「ポスト京」とはライバル関係になるが用途が少し違う。

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新スパコンの性能は130ペタフロップスで、中国の「Sunway TaihuLight」(神威太湖之光)の93ペタフロップスより優れていると説明されている。

ペタフロップス(PFLOPS)は1G(ギガ)と同じcpuの処理速度の単位で、1Gの100万倍を表しています。

70億人が1京回の計算をするのに17日間かかる計算を従来スパコン「京」は1秒で終えるので、京というらしいです。


「京」は一般に貸し出されているが、開発された新型スパコンも同様に民間企業や研究所に貸し出される。

自動運転車、医療技術、宇宙開発、ロボット、AIなどの分野で成果が期待されていて、特に欧米で研究が進んでいるAIで巻き返しを狙う。

世界一だった「京」以来日本のスパコンが停滞していたわけではなく、2016年11月15日、 富士通「Oakforest-PACS」がTOP500テストで「京」を上回った。


「京」は10ペタフロップス(以下ペタ)で「Oakforest-PACS」は25ペタなので中国の93ペタより随分遅れた印象を受ける。

だがこの数字にはカラクリがあり、後で述べるが中国のスパコンは言わば、路上走行した事がないスーパーカーに似ている。

経産省の予算195億円は研究用の設備や収容する建物、スパコンを冷却する膨大なエアコンなど様々な用途で使用される。



中国のスパコンは製造後一度も稼動していない


経産省スパコンは数値上では「京」の13倍だが、実用性能では100倍の成果を出すと宣言する一方で「TOP500一位は狙わない」としている。

ここで重要なのがスパコンの順位決定戦といわれているTOP500は、現実のスパコンの性能を表していないし、そもそも検査すらしていない事でした。

2016年6月、日本のスーパーコンピュータ「Shoubu(菖蒲)」が消費電力性能「Green500」で一位を獲得しました。


性能ランキング「TOP500」で中国の「Sunway TaihuLight」(神威太湖之光)が1位、中国の「Tianhe-2」(天河二号)が2位を獲得しました。

中国製スパコンが7回連続1位を獲得し、中国は世界一のスパコン大国を自賛したが、実のところ中国はスパコンを作っていないし稼動させたことも無い。

中国製スパコンは従来インテルCPUを使用していたが、最近は「インテルをコピーした国産CPU」を採用している。


パクろうとコピーしようとそれは良いのだが、「TOP500」試験では現実にスパコンの電源を入れず、計算値で推測しているのです。

例えば計算上1気筒50馬力のエンジンがあるとして、12気筒のランボルギーニは600馬力の『筈だ』という嘘みたいな方法で性能を認定しています。

「Sunway TaihuLight」や「Tianhe-2」は存在するけれども今まで装置全体の電源を入れたことが無く、多分動作しません。


「京」は大学や企業にレンタルされているが、「Sunway TaihuLight」などは今までデモンストレーションとして一部を動かしただけです。

日本のスパコンが1位を取っている「Green500」の方は消費電力も重視し、より複雑な計算をする性能を比較します。

中国が連続1位のTOP500は「1+1=2」を1秒間に何回繰り返せるかのような言葉遊びを競うものに過ぎず、だから中国はこれを重視しています。



科学技術を軽視した結果は

どっちの性能試験にしても、実際にスパコンをフル稼働させて比較するべきですが、「現実には稼動しないスパコン」も多いので計算値で比較しています。

小保方さんのSTAP細胞で有名になった理研のShoubu(菖蒲)は、一部屋に収まるほどコンパクトで性能も限られているが、「Green500」でなぜ世界一なのだろうか。

Shoubu(菖蒲)はユニット一つ当たりの性能が優れていて、自動車で言えば1気筒あたりの燃焼効率が世界一です。


性能そのものはShoubu(菖蒲)を100個並べれば100倍になるので、あまり意味を成さないが、中国は低性能ユニットを100個並べる的な手法で1位を取っています。

こうして日本はスパコンで世界一を欧米や中国と競っていますが、某国会議員が言っていたように「世界一に意味は無い」のでしょうか?

現在日本は色々な分野で外国に遅れをとっていて、特にアメリカからは遅れていると言われています。


アメリカが日本に差をつけ始めたのは90年代のIT技術からでしたが、このIT産業そのものは1060年代の「アポロ計画」から始まっています。

アポロは人類を初めて月に送った宇宙船ですが、アメリカ国民には何の恩恵も無く「人類最大の無駄使い」と世界中からバカにされました。

確かに壮大な無駄遣いだったが、現在アメリカがリードしているプログラミング、インターネット、AI、ITなどは全てアポロ計画から発展しました。


日本が「アメリカ人はばかだな」と言っている間に取り返しが付かない差になり、それが90年代から2000年代に表面化しただけの事です。

科学技術や先端技術を疎かにしていると、20年後に泣くことになるでしょう。