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投資家は感情に左右され負ける 危機に強い投資とは

高いときに確定すれば良いのに、人間は絶対にそんな風には考えられない
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引用:http://www.asyura.us/imgup/01/d2015/1130.jpg


喜びは小さく悲しみは大きい投資

2020年はコロナ危機で株価が大きく下落したが、意外にも急回復して以前の水準まで回復しています。。

NYダウ平均は2万6000ドル、日経平均も2万3000台で悲願の2万5000円越えに再挑戦する勢いです。

株価は上がり切ったら下がるもの、下がり切ったら上がるものですが人間の感情はそのように割り切れません。


コロナで下げ相場だったのだから、下がった時に買えば良いというのが正解でした。

だが2020年にコロナで株価が下げていた時、買う勇気がある人はほとんど居なかったのではないでしょうか。

テレビで自称専門家が「人類は滅亡する」と叫んでいる時に冷静に株を買えたら大したものです。
逆に上げ相場では上昇した時決済できればいいが、そういう人も滅多に居ない。

相場が下がり始めてから決済すれば簡単だが、投資家にはこの「下がってから利益を決済」ができないと言われています。

例えば日経平均が2万4千円の時に20万円の利益が出ている人が居たとして、相場が下落に転じて2万円の時に利益が15万円になったとします。

するとこの人は「15万円プラス」とは考えられず、「20万円の時より5万円も負けている」と考えて悔しくて眠れなくなるのです。

この後は回復を願ってずるずると保有し続けるが、下がった所で買い増しして、さらに傷口を広めるのが定番の負けパターンです。

利益が最大時から下がるほど悔しさは倍増していき、もはや小額の利益を得たところで慰めにもならなくなります。

感情的な投資から卒業する方法

知人に自分より儲かっている人が居たり、テレビやネットで自分より上手くやっている人を見かけたら、「その人よりもXX万円負けている!」としか考えなくなります。

こうなる理由は「人間は喜びより悲しみを大きく感じるから」と説明されていて、10万円勝つ喜びより10万円負けた悔しさは何倍も大きい。

人はどんなに努力しても、高野山に篭って修行してもこの感情から逃れられないので、「自己ルール」なんかを作ってもいつか破ってしまいます。

投資という賭け事に参加している限り、いつかは悔しさを爆発させ理性的ではない取引をして、結局破綻します。

この感情が原因の破産から逃れるには投資などしないのが一番なのだが、パチンコと同じで投資を止められない人達が大勢居ます。

2番目の解決策は感情を刺激されないように投資することで、「勝った負けた」から卒業する必要がある。

言うまでも無く全ての投資は証券会社や銀行や仲介業者のような『胴元』が勝つ事に決まっていて、パチンコで店側が勝つのとまったく同じです。

日本株や日経平均を売買するのをやめて、単純に手数料がもっとも安い投資信託(信託報酬のみ)にすると『胴元』の手数料は限りなくゼロに近くなります。

胴元業者は手数料が入らなくなるので、手数料が低い商品を宣伝せず、なるべく手数料が高くなる商品を「儲かる」と宣伝しています。

実際には手数料が低い金融商品が最も儲かるが、業界はそれがばれると困るのです。

手数料が非常に少なくて感情を刺激しない投資としては「積み立て投信」が有り、積み立て預金のような感覚で口座のお金が増えて行きます。

国際分散して淡々と積み立てればトータルでは利益が出るはずで、「勝った負けた、悔しい、倍返しだ」という不毛な投資からは卒業できます。

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