習近平はサッカー好きなので、サッカーを批判するのは習批判と同じ
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引用:http://telesport.al/wp-content/uploads/2016/08/gol-1-653x420.jpg


中国サッカーバブル

中国のサッカーチームは近年、欧州や南米の一流選手と契約を交わす、スポーツ爆買いをしていました。

その年俸は移籍金100億円以上、年俸数十億円がゴロゴロ居て、世界の高額年俸10人中5人が中国チームに所属している。

2016年のシーズンオフには上海上港が、ポルトガル代表ロナウドを移籍金約360億円、年俸約122億円で誘ったが断られた。
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ブラジル、アルゼンチンなど南米代表選手の多くは欧州でプレイしているが、彼らにとって欧州も「出稼ぎ」なので中国も同じかもしれない。

一流選手の報酬は週給5000万円以上、年俸30億円以上が最低ラインで、年俸100億円だと週給2億円近くになり、よほど多くのチーム収入があるように見える。

ところが中国のサッカーチームは、2014年に広州恒大の年間収入が約60億円なのに、支出は220億円に達していました。


広州恒大は高額年俸ブームの火付け役で、2部リーグの落ちこぼれだったのが、3年でアジアチャンピオンズリーグで優勝するほどになった。

アジア最強になった事で中国最大のネット企業アリババがスポンサーにつき、中国サッカーバブルが始まりました。

最も資金が潤沢な上海上港でも年間収入は100億円なのだが、ロナウドを総額480億円でオファーしている。


赤字は企業が負担しているが、巨額赤字を出してまでサッカー投資する理由に、習近平が無類のサッカーファンだという理由があるとされている。

例えば北朝鮮では「偉大なる将軍様」がこれが好きだと言えば、国を挙げて将軍様の趣味に同調するが、あれと同じことでした。

そしてサッカーに巨額投資している企業は実は民間企業ではなく、日本で言えば道路公団やJRや農協、郵政公社みたいな半官半民企業だったのです。



公費でサッカーに浪費する国

広州恒大のスポンサー「アリババ」は中国共産党や中国政府がテコ入れし、成功するべくして成功した独占企業で、JRしか鉄道を選べないように、中国ではアリババしか選べないのです。

もし共産党公式ネットショップのアリババを脅かす企業が出現し、党に反抗的な態度を示すと、社長は失踪し翌週に会社は倒産する事になっています。

「上海上港」のスポンサーである上海国際港務グループは中国最大の港湾運営会社で、やはり党公認の独占企業で「民間企業」ではありません。


こうした独占企業では人々が電気やガソリンの値段を選べないように、国が収益を補償しているので、サッカーにいくら投資しても問題ない。

資本主義企業としての健全性より習近平との距離を縮める事が重要で、サッカーの数百億円はその為の投資です。

独占企業はサッカーに浪費した分を消費者に価格転嫁するので痛みも感じず、お金を払う消費者だけが損をしていました。


サッカーブームに最初はご機嫌だった習近平だったが、度を越えたバブルの規制に乗り出し、共産党がサッカー経営企業に「浪費禁止令」を出しました。

選手獲得だけでなく欧州の一流サッカーチームへの投資、サッカー放映権獲得のための巨額投資も行われ、大半が赤字と想像されている。

共産党が保証する独占企業ばかりとはいえ、とうとう本業にも悪影響を及ぼすほどになり、バブル崩壊が始まると見られている。


中国サッカー協会は1試合に出場できる外国人選手を3人に制限し、国家体育総局は契約金などに上限を設ける方針です。

IT企業を中心にサッカーで知名度を上げたり、ビッグビジネスに参入する新興企業は多いが、その資金源もやっぱり政府と共産党です。

習近平政権は中国をスポーツ大国にする目標を掲げ、2025年に世界一のスポーツ市場を作るそうです。


目標達成のためには年間数十兆円もの公費を簡単に投入するのが中国流で、経済成長すればお金は返せると考えている。

中国の公的債務は既に、GDPの200%から300%にも達しているというのが欧米投資会社の推測なのだが、その事は頭にないらしい。