問題は電力と充電する場所がない事と、CO2が減らない可能性がある事
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引用:https://assets.media-platform.com/bi/dist/images/2017/11/18/5a0e7e2ff914c31e008b4852-w1280.png



EVトレーラーは充電できない?

EVメーカーテスラは野心的な計画を矢継ぎ早に発表しているが、問題も次々に起こしている。

今度のトラブルは11月に発表したばかりの新型EVトレーラー『セミ』で、実際には公道を走れないかも知れない。

『セミ』は1回の充電で約800km走行でき、トラックなのに加速性能が優れていて、価格は15万ドルでエンジン付きとあまり変わらない。

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しかもエンジンを搭載しないので故障が少なく、耐久性はエンジン付き車より高い。

まあ全てテスラ側が言っている説明なので、それらが本当なのかは分からないが、マスコミには高く評価されている。

英経済紙のFINANCIAL TIMESは先日、テスラのEVはよりコンパクトなエンジン車よりCO2排出量が多くなるという批判的な記事を掲載していた。


今回はテスラのEVトレーラーを槍玉に挙げて、『充電に4,000軒分の電力が必要』と分析しました。

EVトレーラー『セミ』は専用の充電設備「メガチャージャー」を利用すれば、30分で約640kmの走行が可能と説明されています。

FINANCIAL TIMESによるとこのバッテリーを30分で充電するには、1,600キロワットの電力が必要になる。


1,600キロワットは家庭用電力3,000から4,000軒分に匹敵し、現行のスーパーチャージャーの10倍が必要になる。

テスラ社は太陽光など自然エネルギーで充電していると主張するが、実際には大部分が火力発電の電力が使用されている。

問題の一つは充電するためのインフラで、これほどの充電設備はまだ存在していない。



EV化によってCO2が減るとは限らない

問題の二つ目はこのようなEVが普及したら電力が不足することで、太陽光で賄えないのは明らかです。

記事にはイギリスでEVが普及すると、原発6ヵ所が新たに必要になると書かれている。

話はEVメーカーを超えて、国全体でどうやってEVの電力を賄うかに発展し、電力がないならEVを売っても充電できない。


EVは充電設備を起点にしてしか走行できないので、利便性を考えると少なくとも10キロごとに、こうしたメガチャージャーが必要になる。

テスラのバッテリー容量は非常に大きいので、家庭用充電器などでは「充電に掛かったのと同じ時間しか走れない」とされている。

8時間充電すれば8時間走れるのだが、寝る前にコードをさし忘れたら、明日は仕事に使えない。


まして大型トレーラー用のバッテリーは乗用車の10倍なので、家庭用充電器では「充電に掛かった10分の1の時間しか走れない」事になる。

さらに大きな問題点は、トレーラーをEV化してもCO2は削減されない可能性がある事で、まだこうした計算をした人は居ない。

乗用車の場合、小型車はEVの方がCO2が少ないが、テスラSやXのように2トン以上のEVでは、より軽量に出来るガソリン車のほうがCO2が少なくなる。


超大型トレーラーではどうなるのか、発電方法によって大きく変わるが、もし原発ではなく火力発電だとしたら、エンジン付きよりCO2が多くなるでしょう。