相場が急変して思いつきで飛び乗っても成功することは少ない(2018年2月のダウ平均)
ashx
引用:http://dimg.stockweather.co.jp/sw_dimg/SwChart_r.ashx?mkt=04&code=000004000



相場に飛び乗ると往復びんた

投資でよく負けている人達のスラングに「往復びんた」があります。

一部の投資では買うだけでなく空売りやショート(売り)注文が可能で、指数が下がると利益が得られます。

そこで大きな値動きに合わせて売買すると、往復で儲かり片方だけの2倍儲かるという考えが出てきます。

スポンサー リンク

ところがこの往復売買はほとんどの場合失敗し、往復びんたになっていしまうという訳です。

2018年2月前半に、仮想通貨や米ダウ平均が急落する事件があり、ダウは一日で史上最大の下げ幅を記録しました。

4時間ほどで1600ドルも下げて、少し戻して1175ドル安で取引を終え、その後時間をかけて暴落前の水準に戻しています。


下げ相場はこのように突然始まって急激に進行し、突然終わるのが特徴で事前予想を立てるのが難しい。

「イングランド銀行を破産させた男」「空売りの魔王」と呼ばれたJソロスは「実は売り注文では通算で負けている」と語った事があります。

2015年ごろも「中国経済は破綻する」と空売りを推奨していたが、意に反して今も破綻していません。


相場の下げは「いつか必ず起きる」事でも、いつ発生するか誰にも予測できません。

大暴落だと思っても2月のダウのように1日で収束して回復する事もあり、小さな動きだと思ったのに暴落の始まりだったという事もあります。

2007年8月のお盆すぎ、ダウや為替がスルスルスルと滑り、急落した後ドーンと下がりました。



平常時からプランを立てておく

こうした事は定期的に発生しているので、また元に戻るかと思えたが、それがリーマンショックの始まりでした。

その場の思いつきで「下がったから売り」「回復期待で買い」などした人は、その後の相場でやられたでしょう。

結論から言えば株や為替など相場は4年間下げ続けたが、途中で何度も大きく戻し、回復したように見えていました。


20%下がって15%回復し、今度こそ危機は去ったと何十回も聞かされたが、実際に相場が大底をつけたのは2011年の秋でした。

そして地震から半年くらい経って本当に危機が収束したときには、経済専門家や投資専門家は「日本は滅亡する。もうお仕舞いだ」と間違った見方をしていました。

では2007年から2011年までどうすれば良かったかというと、もし上昇相場を狙う投資家なら「投資をしない」のが最も賢明です。


ある著名投資家が投資メディアのインタビューで「このようなデフレ時代にどんな投資をすべきでしょうか?」と質問を受けました。

すると著名投資家はしばらく考えて「デフレや経済危機の時は投資をしないほうが良い」と答えました。

デフレは物価が下がり現金の価値が上昇する事なので、一般の人は現金で持っているのが有利だと説明していました。


また経済危機は株など金融商品の価値が下がることなので、危機のときに株などに手を出すべきではない。

金融商品はインフレに強く、好景気で値上がりするので、好景気の始まりや物価が上昇しているときは投資したほうが良い。

こうした長期的なプランを持っていれば、相場の変動に飛びついて「往復びんた」を食らわなくても済む。