コンデジ並みの大きさで大型機並みの画質というモデルが人気を得ている
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画像引用:ポケットに入る一眼レフクオリティ「高級コンデジ」┃Less is Beautifu http://www.less-is-beautiful.com/20150128_compact-camera/



スマホにできない表現

カシオのデジカメ市場撤退が5月9日に発表されたが、カメラ業界はいまブームの兆しを見せている。

高画質や高機能を売りにした高級カメラが続々と発表され、どれもヒットしている。

背景はSNSに投稿するために写真を撮る人が増え、一億カメラマン時代の到来と言われている。

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SNSの写真はスマホで撮れるが、スマホでは機能が限られていて、どうしても自由度が小さい。

それにある程度写真を撮りなれてきて、「深み」「色合い」などを求めるようになると、スマホでは物足りない。

1万円程度のコンデジは機能はともかく写真そのものでスマホと大差なく、わざわざ買うほど違わない。


3万円から7万円、あるいは10万円以上のデジタル一眼になると、同じ対象を撮影してもはっきりと差が出る。

空を撮影したときの青い色は、安いコンデジやスマホではペンキを塗ったような単純な「青」にしかならない。

蒼、碧、葵、藍、青丹、錆び色など微妙な色彩表現は、ある程度のカメラを買わないと表現できない。



マニアよりSNS層に売れる

ありがちなのはスマホやコンデジで撮影したら、ベタッと平面的な写真になったり、安っぽい薄い色になってしまう。

目で見たときには感激するほどきれいなのに、写真に撮ってSNSに載せると「なにこれ?」になってしまう。

こういうガッカリ体験が多くの人を高級カメラに向かわせていて、2017年は高価格カメラの売上が伸びた。


撤退したカシオは低価格のコンデジ中心で、もともと電卓などのメーカーなので高級カメラには食い込めなかった。

日本のカメラメーカーで一眼カメラを販売しているのはCanon、Nikon、SONY、OLYMPUS、PENTAX、Panasonic、富士フィルムの7社です。

一眼レフカメラではキヤノン、ニコンが圧倒的なシェアで独占していたが、デジタルのミラーレス一眼は各社のシェアが分散しています。


カメラマニアは決まったメーカーの決まった機種しか買わないが、SNSの顧客層はこだわりなく購入しています。

ミラーレス一眼のトップシェアはソニーとオリンパスで半数、残りのメーカーも少しずつ市場を分け合っています。

マニアはメーカー名や仕様を見て「だれが買うんだよ」と呟いても、結構売れています。



一眼より高いコンデジも登場

SNS層が重視するのはスマホやネットとの連動、簡単に画像編集出来る、自撮りがしやすいなどになっている。

女性向けに自撮りのために回転する液晶モニターで、自由な角度から撮影でき、きれいに写る「美肌効果」を謳うカメラも存在する。

女性は男性よりデザインを重視する傾向があり、持ち歩いてオシャレに見える見た目や、扱いやすさが重視されます。


ミラーレス一眼の価格帯は5万円から7万円だが、もう少し低価格な3万円前後の高級コンパクトカメラも人気を得ている。

コンデジの使いやすさと一眼に近い高機能、レンズは交換できないがズームレンズ付きでスマホやコンデジより一段上の写真を撮れる。

またコンデジなのに5万円から10万円もする、安いミラーレス一眼より高価格のモデルも登場している。


パナソニック「ルミックスDC-TX2」は10万円、キヤノンの「パワーショットG1XマークIII」は12万円もする。

一眼よりも使いやすく、それでいて高画質でコンパクトなカメラを求める需要はかなり強い。

将来もスマホはレンズや画像センサー、大きさや値段の制約から、高級カメラほどの表現力にならないと予想されている。


暫くの間はカメラ業界にSNSブームが続きそうです。