優れた投資ソフトを見分ける方法がないので、利益が出るかは運次第
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画像引用:http://www.isplan.jp/img/12.jpg



投資ソフトは確実に儲かるか

10年ほど前から投資の世界で自働売買ツール、あるいは投資ソフトと呼ばれる手法が増えています。

今では世界的な投資銀行やヘッジファンド、資産運用機関などもAIや独自の投資ソフトを使っている。

世界最大の投資銀行であるゴールドマンサックスも、人間のトレーダーは1000人以上から数人まで縮小しました。

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一般投資家に対しても証券会社などが自動売買ツールを提供し、設定したとおりの売買をしてくれる。

有料で投資ツールを販売するサイトは数え切れず、どれも「驚異的な勝率」を誇り、必ず利益が出ると言っている。

こうした投資ツールは玉石混合で、優れたものからまるでダメのものまで存在します。


厄介なのはどの投資ツールが良いのか判断できない事で、公表している過去のデータが真実という保証はない。

「98%の人が利益を出しています」と書いてあっても、全ての保険商品が「お客様満足度98%」と言うのと同じで根拠はない。

またそれが本当だとしても、過去数年の実績は「過去のできごと」でしかありません。


例えば宝くじで、全国で最も当たった売り場があったとしても、ただの偏りに過ぎないのを我々は知っています。

同じように去年良い実績を挙げた投資ソフトも、「ただの偏り」である可能性が高い。

優れた投資ソフトはあるかも知れないが、どれが「今優れているのか」知りようがないのです。



自動ソフトを過信した結果は

多くの投資ソフトは過去のデータでバックテストを行い、プラスになるように設定されています。

それすらマイナスになっているソフトもありますが、実際に使用したら悲惨な結果になるでしょう。

ところがバックテストで非常に良い成績のソフトを現実に使っても、やはり大半はマイナスになります。


先ほどの宝くじの偏りと同じで、バックテストに合わせてデータ設定をしてもだめなのです。

例えば2012年から2017年まではアベノミクスによる上昇相場で、誰がどうやっても買いさえすれば利益が出たはずです。

逆に2007年から2011年は下げ相場なので、空売りを主体にすれば簡単に利益が出ます。


このように過去のデータに合わせた投資ソフトを使用しても、現実に利益が出る事は絶対にないでしょう。

ところが投資ソフトを売ろうとする人達は、「過去何年に数千パーセントの利益!」という宣伝をするために、こういうソフトを作ります。

どの投資ソフトが「今利益を出せるか」を投資家側で知る方法はなく、古典的な手作業による売買と比べて、特に有利ではないのです。


特に悪いのは「過去のデータで大きな利益が出た」のを過信して「絶対に利益が出る」と思い込んだ場合です。

強く信じているために損失が出ていても「一時的なものだ」として自働売買を停止させず、無一文になった人が大勢居ます。

「AIだから、自働売買だから儲かる」という事実は無く、今の所信用できるものではありません。