得意のカーナビも通用しなくなった
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画像引用:http://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/c/7/c712d_1608_7901bf3c_eb0db577.jpg



パイオニアが資金難

経営危機に陥っているパイオニアに香港の投資ファンド(BPEA)が500億円以上出資することで合意した。

東京証券取引所は9月12日にパイオニア株の売買を停止し、情報開示後に再開しました。

パイオニアは9月7日に自動車向けFA事業を109億円でデンソーに売却すると発表した。

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9月末に三菱UFJ銀行など11行への130億円の返済期限があり、返済できなければ破産するおそれがあった。

パイオニアは香港の投資ファンドから融資を受けるが、返済できなくなると株式への交換を要求されるかも知れない。

パイオニアには収益源がないので返済する当てがなく、利益が出ている子会社の株を最初に取り上げられる。


パイオニア子会社のインクリメント・ピーは地図製作で実績があり、カーナビや自動運転で将来性が高い。

香港の投資会社にはこの会社の株式を担保にしていると言われ、返済できないと手放すことになる。

香港の投資ファンド(BPEA)は500億円以上を出資してパイオニアの筆頭株主になり、250億円のつなぎ融資も受ける。


パイオニアの経営は赤字で調達した500億円も数か月で次の返済で消え、半年後にはまた資金が枯渇する。

どうしてこんな状況になったのだろうか?



独立維持はむずかしい

パイオニアは戦前に創業したスピーカーメーカーで、戦後はオーディオブームでステレオを発売した。

オーディオブームの頃にはサンスイ、ケンウッドと並んで高音質ステレオで人気を得ていた。

やがて高度成長が終わりバブル崩壊やオーディオブームの終焉、パソコンやスマホ時代に移行していた。


DVDレコーダーなどの家庭用家電や「カロッツェリア」としてカーナビやカーステレオも販売している。

だが得意とする音楽機器やカー用品が次々にスマホやタブレットで代替されたり、海外製品にシェアを奪われた。

パイオニアは事業を将来性の高いカーナビに集中させたが、スマホの高性能化で通用しなくなった。


また欧米ではカーナビではなく高性能PCを搭載したようなコネクテッドカーが人気でパイオニアとはジャンルが違う。

かつてパイオニアのライバルだったオーディオ・家電メーカーのほとんども、経営破産したり買収されたり業種転換している。

パイオニアの製品は他社でも製造できるものばかりで、独自製品や業界トップの製品はない。


今後パイオニアが独立を保つことは難しく、サンヨーやシャープのような外資系企業になるでしょう。