35年ローンで売却額でローンを完済できるのは34年目
しかもこれは購入資金の2割を現金で払った場合
YTR
画像引用:住宅ローン、失敗を避けるには 「3原則」を押さえる|不動産・住宅ローン|NIKKEI STYLEhttps://style.nikkei.com/article/DGXMZO22160230S7A011C1000000?channel=DF290120166623



離婚すると住宅ローンはどうなる

日本で離婚する夫婦は、2017年は結婚60万件に対して離婚21万件に達しました。

今離婚しているのは人口が多くほとんどが結婚した世代なので、離婚率としては年0.2%程度でしかない。

結婚して寿命を迎えるまで50年としても、一生で離婚する夫婦は1割前後というところでしょう。

スポンサー リンク

日本の離婚件数は少しづつ減っていますが、高齢者が増えて離婚年齢の夫婦が減っているからかも知れません。

夫婦同権の時代に今後離婚が増加するのは確実と思われ、離婚にともなうトラブルも増加します。

離婚トラブルその1は子供の親権や養育費、その2は財産や借金の分配、その3が住宅と住宅ローンです。


中でも住宅ローンは3000万から5000万と金額が大きく、返済期間は30年以上にも及びます。

住宅ローンは金利が1%から3%と低いが、前半は金利を払い後半に元本を払う仕組みになっています。

なので30年ローンで15年支払ったのに、元本は6割以上残っているのが普通で、これを残債と呼びます。


計算すると苦労して15年払ったのに元本はあまり減っておらず、後半15年だけで元本総額に近い支払いをしなくてはならない。

この時に離婚騒動が持ち上がりやすく、支払い計画が破綻して夫婦にもめごとが増えて離婚に至ります。



売却しても多額のローンが残る

通常住宅ローンは夫婦が連名で債務者になり、夫婦の両親などが連帯保証人になっているケースが多い。

離婚して住居を売却する場合は任意売却になるが、売却してローンを払い終える例はあまりない。

先ほど書いた「前半は金利、後半は元本」を支払う仕組みだからで、15年間支払って売却したら1000万円もの負債が残る可能性が高い。


20年目や25年目でも売却金額が安くなってしまうので、やはり数百万円の負債が残るでしょう。

ローン対象の住居が売却されると銀行との住宅ローン契約が解消され、通常の銀行ローンになります。

銀行ローンは金利10%など住宅ローンより遥かに高金利になり、かなり不利になります。


仮に1000万円の残債が残り年利10%請求されたら初年度100万円の金利になり、しかも住宅ローンより短期間の返済が求められます。

住宅ローンで残り15年だったとしても売却後は5年など短期間での支払いが要求されます。

さすがにそれでは払えないので返済の長期化を求めますが、もし銀行が応じなければ返済不能になります。


もし離婚後もどちらかが(妻の場合が多い)住み続ける場合は厄介で、契約では「住み続ける人」に債務が請求されます。

夫は離婚後に送金を約束しますが、別れた妻のために毎月多額の送金をするのがばからしくなってきます。

やがて送金は途絶えてローンを支払えなくなり、差し押さえされるケースが多いようです。


離婚する夫婦は経済的に困窮していることが多く、生活が豊かなのに離婚する夫婦はあまり居ません。

売却しても住み続けても住宅ローンの残債が残り、離婚したら約束した送金は守られないことが多い。

離婚したら金銭問題もすっきり解決というハッピーな結末は少ない。