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自衛隊次期戦闘機が再び白紙 迷走つづく

F22+F35の案も不採用になった
ERTY
画像引用:次期戦闘機のF22改良版、日本が過半生産 米ロッキード案 同盟・産業基盤を強化 :日本経済新聞https://www.nikkei.com/content/pic/20180823/96959999889DE1E6E6EAE3E6E6E2E0E1E2EAE0E2E3EA9F9FEAE2E2E2-DSKKZO3445030022082018MM8000-PB1-1.jpg

F15の時代は終わろうとしている

防衛省は次期戦闘機計画を今年中に選定するとしていたが、来年度以降に先送りすると発表しました。

報道ではボーイング案とロッキード案に絞られて、どちらかに決定すると予想されていたが、ふたたび「ちゃぶ台返し」となった。

次期戦闘機はF15J約200機の後継で、現在導入が進められているF35はF4などの後継機です。



F4とF2は支援戦闘機で限定的な地上攻撃や対艦攻撃、それに対戦闘機や攻撃機などにも対処する。

だが最近の戦闘機は対地・対艦・対戦闘機のいずれにも対応できるマルチロール型になり、対地支援戦闘機などの区分が無意味になった。

F15は制空戦闘機だが、米軍のF22やF35、F16、FA18、F15Eは全ての任務をこなすマルチロール機です。

自衛隊の現在の区分はもう時代遅れになっていて、「F4の後継機」「F15の後継機」などの区分も陳腐化している。

現代ではすべての戦闘機がすべての任務をこなすので、極端にいえばすべてF35で更新しても良い。

ただF35は搭載量や航続距離などに制約があるので、双発の大型戦闘機を開発しようということになっています。

F4とF2の後継機を別々に調達するのも無意味なのですべてF35で良いが、問題は200機以上のF15をどうするかです。

米軍は一時F15を改修して2040年代まで使用するプランを持っていたが、撤回されている。

米軍F15の欠点は「ステルス機ではない」「対航空機戦闘しかできない」「有人戦闘機」の3点です。

見えない次世代戦闘機

もはや有人の非ステルス戦闘機は戦地を飛行できず、中東ではF15はロシアの対空ミサイル到達距離に入れません。

防空任務にしか使えないが、やはりステルス機ではないので相手のレーダーに把握されて不利になる。

得意の空中戦はもう起こりえないとされていて、平時の空域監視くらいしか使いどころがない。

これは自衛隊でも同様で、中国やロシアの最新鋭機が侵入してきたら、空中レーダー機の支援を受けないと厳しい。

それよりはF35のほうが有利に戦えるが、F35も10年後には世代交代で米国では生産終了している筈です。

日本としてはF35より1世代先の戦闘機を開発するか、米国から導入する必要があるが、そのプランが見えてこない。

アメリカは既にF35の次の戦闘機を開発しているが、絶対秘密なので同盟国の日本にも情報を流さない。

大型の有人機だとも無人機だとも、両方だとも言われていて詳細は不明です。

敵の防衛システムに侵入する役割は無人機になり、有人機はもっと別な何かになるでしょう。

結局日本は可能な限りF35を購入して引き延ばし、次期戦闘機もアメリカが開発した物を導入するか共同開発になりそうです。
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