
アップルウォッチの成功
数年前に注目を集めたウェアラブルが、ようやく市場として開花する気配を見せている。
当時はメガネ型端末や腕時計型、ヘッドセットなど今振り返ると奇妙なアイディアもあった。
もっとも成功したのはアップル社のアップルウォッチで、アップルは世界最大の「時計メーカー」になった。
それまで世界最大の売り上げだったロレックスを収益で上回ったのは2016年で、2017年には売上でも上回った。
Apple Watchが販売されるまで腕時計型端末はメガネ型と同じくらい「バカなアイディア」と思われていた。
メガネ型端末は現在、工業用など一部で使われているが一般消費者向け商品はない。
Apple Watchの累計販売数は4,600万本で、2018年Q1(第一四半期)で380万台だったと見られている。
この数字からは月間120万台、年間では1400万台以上のアップルウォッチが販売されていると見られる(公式には非公開)
アップルウォッチの価格は5万円から6万円で、上位モデルはiPhoneやWifiなしで通話やネット通信ができる。
スマートイヤホンはブレイクするか
5万円モデルでは単独で通信できず、6万円モデルでも大手キャリアSIMしか使用できない。
今のところ格安SIMを使えるアップルウォッチはなく、今後も登場する予定はない。
アップルウォッチの成功によって、ウェアラブル端末が爆発的に増えると予想されている。
米調査会社IDCによると2018年の6.2%のウェアラブルデバイスは1億2300万台だった。(推定)
日本国内では前年比40%と急成長し21万台が売れました。
韓国や中国や欧米メーカーも新製品を投入し、日本の時計メーカーも多機能時計を発売している。
最近注目されているのがイヤホンやヘッドフォン型の耳で聞くタイプで、アレクサなどスマートスピーカーの技術を応用できる。
さすがに耳の中に入るサイズでは難しいが、本体をポケットに入れるスマートイヤホンは既に登場している。
言葉で話すことで操作して、アレクサのようなAIと会話できるような仕組みが考えられる。
現在発売されているものはイマイチという評価だが、翻訳や音楽など用途は大きく、将来性が期待されている。