年収を上回る借金を返すのは難しい
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画像引用:奨学金と教育ローンの違いを分かりやすく解説/どっちが得なの?【奨学金なるほど相談所】https://shogakukin.jp/13loann/



アメリカの学生ローン

大学卒業のための学生ローンや奨学金はアメリカで大問題になっていて、第二のサブプライムローンとも呼ばれています。

サブプライムローンは2007年に破綻したアメリカの低所得者向け住宅ローンで、その後連鎖的にリーマンショックが発生しました。

サブプライムローンは低所得な移民や無職の人にほぼ無審査で数千万円の住宅ローンを貸し付け、証券として販売していました。

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当時「債務の証券化」が流行していて投資家は年利10%もの高金利投資を買っていたが、中身は焦げ付いた住宅ローンでした。

つまり返済能力の低い人に高金利で住宅ローンを貸し付けて、彼らが返済すると投資家に金利として配当していました。

現代のアメリカの学生ローンも「収入のない人に多額のお金を貸している」点は同じで、卒業したら高収入になり返済できるのを当てにしている。

平均的なアメリカの大学生は卒業時に400万円の借金があり、有名大学だと数千万円にもなる。


仮に400万円だとしても初任給手取り20万円以下の人が返済するのは困難で、昇進して高給が貰えるまで金利だけ払い続けることになる。

こうして半生か一生を学生ローンの返済に追われるアメリカ人が増えているが、日本も他人ごとではなかった。

アメリカでは学生ローンは「政府からの借金」なので、自己破産して免責が認められても減額されない。


どうやっても逃げられない悪魔のローンさながらなのが、アメリカの学生ローンです。



日本の学生ローンや奨学金

日本では学生ローンや教育ローンは民間が貸していて、仮に国が関与する団体でも建前としては民間融資になっている。

当然債務整理や自己破産で免責が認められると、支払い義務は消滅します。(代わりに保証人に請求される)

日本では奨学金を返せない人や重い負担になっているのが問題視され、批判が強まっています。


奨学金という言葉にはいかにも善意でお金をくれる響きがあるが、実態は「ただの借金」にすぎません。

日本の大学は私立と国立の平均で年100万円、卒業までに400万円というのが相場だが、アメリカの有名大学は「年1000万円」で一桁違う。

奨学金借入平均額は300万円超で、アメリカの学生ローンとあまり変わりません。


奨学金は卒業して半年後に返済が始まり、借入額が350万円だと返済額は月約2万円で20年払いです。

20年かけて借りた額のおよそ1.35倍を返済するのだが、収入が低い時期の月2万円がきつい。

もし最高額の月12万円を借りたとすると、借入合計は576万円、返済は月約3万2千円で20年払いになります。


日本の会社は20代のうちはバイトと同じくらいの給与で30代からやっと上がり始めるパターンが多い。

だが30代になると結婚、子育て住宅ローンと際限なく支出が増え、生活は楽にならない。

以前は年功序列で40代や50代に年収が増えたが、今は50代で下手をするとリストラになる。


奨学金を借りて大学を卒業しても、思うように収入が増えないから返せない人が増えています。