大投資家は暴落時に買う
2019年は各国の株式相場や為替相場が乱高下しています。
日経平均は2万円を割るかどうかの微妙な水準で、もし割り込めば大きく下げる可能性もあります。
為替相場は105円台で100円割れをうかがっていて、こちらも100円を割ると大きく下げる可能性があります。
過去の経済危機前もこんな雰囲気で、大きな節目を前にして立ち止まり、割り込むと暴落していました。
一方で予想ほど大きく崩れず、結局経済危機は起きなかった事もあり、頻度としては何も起きない確率が高い、
こんな時投資家はどうすれば良いか迷う場面で、経済危機を予想してショート(売り)ポジションを取り、危機が起きなかったら大きく負けてしまう。
反発に期待してロング(買い)ポジションを取り、もし1ドル80円や日経1万円になってしまったら、全財産を失いかねない。
ここでヒントになるのは大投資家と呼ばれる成功者の資産の守り方で、年金運用も参考になる。
まず投資で大成功した人は例外なく暴落時に大口買いし、経済が回復した時に巨額資産になっています。
世界が好景気の時に買った株は好景気の間だけ利益をもたらすが、一旦不況になれば不良債権化します。
Wバフェットはアメリカが不況だった時に安値でコカ・コーラやバンクオブアメリカ、アメリカンエキスプレスなど優良株を買って現在も保有しています。
暴落時に格安で買った株は数十年間利益を出し続けるので、本当の意味で買い得と言えるでしょう。
一般投資家はこつこつ積み立てる
日本では90年代から大企業の不祥事が相次いだが、実際に破綻して株券が紙屑になった例は少ない。
日航とライブドア株は価値がなくなったが、東芝・三菱自動車・シャープ・オリンパス・東電などは底値で買えば大儲けできました。
これらの不祥事企業は世間が倒産すると騒ぐほど安値になり、その時買っていれば一生ものの資産になっていました。
日経平均も同じ事で、暴落したという事は将来の価値に比べて安く買える事なので、長期的視野に立って保有するのも一つの方法です。
大投資家は暴落時にしか買わないという格言もあるほどで、逆に暴落時に買えないようでは決して大投資家にはなれません。
年金運用のGPIFは市場が上がっても下がっても平均して購入するので、必ず市場の平均値で購入できるという考え方です。
毎日毎月こつこつと購入すれば平均買い付け価格は必ず平均値になるので、考える必要すらありません。
一般投資家も毎月こつこつ投資して、市場が回復して利益が出るときに、少しずつ決済すればリスクゼロで利益を手に出来ます。
もし市場が暴落したら「買い」ですが、一般投資家は一度に全部ではなく、毎月こつこつ積み立てるのが正解です。
一般投資家には大投資家のような眼力とかが無いので、一発勝負で大金を儲けようとしても、まず失敗するでしょう。