中国の軍事予算はGDP成長率を大幅に上回る約20兆円だが、これは外向けの軍事費に過ぎない。
中国には国内向けに治安部隊という軍隊があり、天安門事件で学生3000人を踏みつけたのはこれでした。
中国は国土の9割が侵略した外国の土地で、本来の領土は北京と周辺だけです。
モンゴル、ウイグル、チベット、満州、キルギス、長江文明と長江以南も別の民族でした。
これらの領土を侵略することを「漢民族の統一」「民族解放」と呼んでいて、今後沖縄や台湾を解放する予定です。
北京人種の土地は北京しかないので周りはすべて敵民族であり、年間4000件以上のテロや暴動が発生しています。
この異民族を抑え込んで支配するのが国内向けの軍隊である治安部隊で、ウイグルやチベット暴動で映る兵隊が彼らです。
外向けの軍隊と内向きの軍隊は同額予算だったが、最近は海空軍を重視し外軍隊の予算が多くなっている。
外と内の軍事予算を合計すると、少なく見ても35兆円から40兆円はかけています。
日本の防衛予算は5兆円でアメリカは80兆円、NASAを軍事予算に含めて兵士の福利や年金込みだと年間100兆円に達しているでしょう。
米中軍事対立は35兆円と100兆円の戦いで、GDPの1%を超えたか超えないかで議論しているH日本は、「アメリカにただで守ってもらっている」ように見られています。
日本の防衛費はGDP比1%ですが、アメリカは約3.3%、中国は約2%(表向き)、韓国は約2.7%となっています。
ソ連を陥れた軍事費のワナ
1950年代から米ソ冷戦時代にかけてアメリカの軍事費はGNP(国民所得)の約6%で、朝鮮戦争時は23%だった。
ソ連は表向き非常に低い軍事費を発表していたが、実際には軍事費で国民生活や経済を圧迫していた。
ソ連は平時にもGNPの20%の軍事費を投入し、経済規模はアメリカの3分の1だったので、平時の軍事費は互角かソ連が上回っていた。
これが米ソ互角の冷戦になった理由で、アメリカには余裕があったがソ連は常に目いっぱい軍事費を使っていた。
アメリカの戦略はソ連に過大な軍事費を使わせて経済崩壊させるもので、目論見通り80年代後半に経済が破綻し1991年12月ソ連邦は消滅しました。
現在中国のGDPは公称で13.5兆ドル(約1450兆円)だが実態は3割引きか、下手をすると5割引きというところです。
中国の軍事費は7.5%増とGDP成長率の6%より高い伸びを続け、今後経済が低迷しても軍事費は伸び続ける。
アメリカの基本戦略は敵対する小国に過大な軍事費を使わせて経済崩壊させるもので、日本やドイツもこれをやられて自滅した。
中国はアジアでアメリカを上回る軍事力を整備し、周辺国を服従させようとしている。
そうしようとすればするほど中国は軍事費のワナにはまり込み、経済が停滞し自滅を早めてしまうでしょう。