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香港民主化デモと秦の始皇帝の呪い

平将門は農民から略奪するだけの天皇に反旗を翻し、打ち取られた
だが人々は将門を崇め、ここに兵士ではない武士が誕生した
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画像引用:http://blog.livedoor.jp/yaoyoroz800/archives/4773363.html

中国には農民のために戦う武士はいない

香港では中国政府による共産化に反発してデモが続いているが、中国側は抑圧的な手法で鎮圧しようとしている。

イギリスと中国が交わした香港返還条約では、香港には自治権があり中国政府はいかなる干渉もできない。

中国の警察官や公安や軍隊が香港に侵入する事は明白な条約違反だが、今では堂々と破っている。



各国メディアは「香港の中国軍」が別な部隊と交代する模様だと報じ、何の問題もないかのように言っている。

だがこれは日本軍がソウルを占領するのと同じくらい重大で、イギリスと中国が戦争になってもおかしくない。

残念ながらイギリス人にとっての香港は単なる「金づる」でしかなかったようで、民主主義を守るような意思は微塵もない。

香港デモを見ていて不思議で仕方がないのは、香港の警官はなぜ一人も市民側に加勢しないのかです。

フランス革命は国王軍が市民に寝返ったから起きたので、決して「市民が革命を起こした」のではありません。

同様にロシア革命はロシア軍が皇帝を裏切って市民(実際にはレーニン)に加担して発生し、ソ連や東欧崩壊も同じように起きた。

日本では明治維新前に無数の志士たちが討幕を掲げて立ち上がり、大半は幕府に打ち取られています。

古くは平将門が貴族の横暴と農民の困窮を見かねて武力蜂起し、これも打ち取られています。

江戸末期には大塩平八郎の乱があり、農民から年貢を取り立てる役人が、農民側に立って戦ったが数時間で打ち取られた。

中国で兵士や警官は最底辺職業

このような例は世界で無数にあるが、中国では有史以来一度もなく、1人もいない。

農民から強奪する兵士や将軍はいても、農民のために1人で皇帝軍と戦った人など存在しません。

現代の香港にも市民側に立つ警官が一人くらいいそうだが、1人も居ないのです。

これには中国3000年の統治方法が大きく影響していて、秦の始皇帝以来皇帝は農民と軍隊の離反に努めてきた。

兵士や将軍と農民が仲良くなると、平将門のように農民の為に戦う将軍が現れて自分が倒されてしまいます。

なので中国ではなるべく遠くの無関係な場所で徴兵した浮浪者やゴロツキのような兵士を好んで投入しました。

兵士は教養が高いと吉田松陰のように農民から慕われてしまうので、無知でばかで乱暴なほど好都合だった。

中国の軍隊で略奪が奨励され、暇さえあれば農民や市民をいじめているのは、こうした理由があったからでした。

現代の人民解放軍でも「まともな人間は兵士にならない」と言われて、底辺のゴロツキがなる職業です。

中国軍高官の発言を聞いても教養が無いので「アメリカの野郎をぶちのめしてやる」ようなレベルの発言を平気でします。

香港の警官というのも同じレベルで、「痛い目に遭わせてやるぜ」程度の発想しかしない人たちです。

日本の武士や西洋の騎士は高邁な思想家でもあったので、「国の為に自分が犠牲になって農民を救う」ような教養がありました。

教養はいい大学を出たから身につくものではなく、学歴や権力や金持ちかどうかともあまり関係は無い。

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