韓国を襲う5つの国難
韓国はいま3つの国難に襲われていて、一つは出生率低下による人口減少が今年か2020年には始まる。
二つ目は輸出不振と経常赤字で、貿易以外の収支が大幅赤字のため輸出が減少するとすぐ経常赤字になる。
三つ目は通貨のウォン下落で、経常赤字になると通貨が下落するので、いずれウォンを買い支えられなくなる。
ところが最近の韓国には他にも国難が降りかかっていて、4つ目は文政権の失策ですべての周辺国との関係が悪化した。
日本は言うに及ばず北朝鮮や米国とも対立し、かつて朴大統領が同盟国だと言った中国とも疎遠になっている。
原因は文政権の自分第一主義で、アメリカ軍には出ていけと言いトランプ大統領には口を利いてもらえなくなった。
5つ目の国難は経済不振で、失業率は政府発表では4%程度だが実際には10%以上、若者の実質失業率は25%に達している。
韓国は失業者に数える条件を厳しくして失業者を減らしたが、「ほとんど働いていない人」「非常に低賃金な人」を含めるとこのくらいになる。
韓国には日本のような新卒採用がなく、ソウル大、高麗大、延世大の3大名門校でも新卒で正社員になれるのは1割に過ぎない。
普通の大卒では卒業時に大半がまともな職につけず、30代まで就職予備校に通う就職浪人もかなり存在する。
韓国は国民一人当たり3万ドルという先進国並みのGDPを達成したが、これは明らかに身分不相応な「背伸び」でした。
日本の90年代前半を考えると分かるが、この頃日本の一人当たりGDPは世界最高レベルで瞬間的にアメリカの1.5倍にもなった。
8月は史上初のマイナス物価でデフレ突入
すると日本国内で製造しても赤字になり、日本中の製造業が中国に脱出するか、韓国に生産してもらい製造業が壊滅した。
これと同じ事が今起きているのが韓国で、GDPを上げすぎたため人件費が高騰し、製造業が壊滅して失業者が増加しました。
だが韓国人はGDPが増えたのは喜んでいて、もうすぐ日本を超えるだろうなどと言っています。
韓国の1人当たりGDPが日本を超えるとフランスやドイツやイギリスをも上回るので、現代自動車はメルセデスやポルシェと競争する事になる。
ヒュンダイの高級車がメルセデスやポルシェと同じ価格になったら、購入する人は居るのでしょうか?
GDPを増やしすぎた国が陥る経済現象がデフレで、日本は1995年頃からデフレ不況に陥りました。
これは身分不相応にGDPを増やした結果、日本のあらゆる価格が割高になってしまい、自然に物価が下がったと考えることができます。
日本と欧米先進国の実力が同じくらいなのに、1人当たりGDPが1.5倍になったとしたら自動的に物価が下がることで調整されます。
デフレは誰かの陰謀でそうなるのではなく自然な経済現象なので、強制的に止めるのも難しい。
2019年8月の韓国消費者物価は史上初のマイナスとなり、経済界は危機感を強めているが大統領府は「反日ポイント」を稼ぐのに忙しい。
韓国で支持率を上げるには反日がなにより即効性があり、過激であればあるほど支持率も上がるからだ。
文大統領がまじめにデフレ対策を始めるころには、もう手遅れになっている可能性が高い。