地球温暖化によって今世紀中に赤道下では人間が住めなくなり、北極南極は草原になると言われています。
温暖化以外にも大気汚染やごみ問題、海洋のプラスチック汚染や生物の減少などが進行しています。
これらの問題のすべては人口増加つまり人間が増えすぎたのに起因していて、世界人口は70億人だがすぐに100億人を超えるでしょう。
100億人で頭打ちになれば良いが、130億人や150億人になったら地球滅亡を本気で考えなくてはならなくなります。
人口がこれほど増えた原因は食料増産したからで、仮に10億人分の食料しか生産できなければ、今も人口10億人だった筈です。
つまり地球環境を破壊した原因の始まりは食糧増産で、農業が地球を破壊したとも言えるのです。
環境破壊の原因として目が行くのは工業で、汚水や汚染物質を排出し、プラスチックを生産し、機械で森林を伐採しています。
だがこれらは人間の数が増えたために、増えた人たちが工業活動を行って環境を破壊しました。
もともとは農業が食料を増やしたから人口が増えたので、原因を作っているのは農業なのです。
日本の人口は縄文時代に10万人以上、弥生時代に50万人、飛鳥時代に100万人、江戸時代に4000万人と増え続けました。
それだけ食料を増産したという事で、日本列島という同じ面積から得られる人間用食料が約3000年で1000倍になりました。
世界の人口は西暦0年に約3億人だったのが現在は70億人なので、20倍以上に増えました。
増えた人間が工業活動を行ってせっせと大気汚染や海洋汚染や森林伐採を行っているのが環境問題です。
環境に必要なのは人口減少
最近電気自動車つまりEVが環境に良いというので普及していますが、欧米や日本でこれに異議を唱える科学者も存在します。
EVはなるほど排気ガスを排出しないが生産と廃棄で環境を汚染し、充電に使用する電気の発電でも環境を汚染しています。
EV懐疑派によると本当に環境汚染を食い止めたいなら、自動車そのものを減らすか人口を減らすほうが有効です。
世界の自動車販売台数は増え続け年間1億台に達しているので、すべての自動車をEVに転換しても自動車による環境汚染は止まりません。
太陽光や風力発電を増やしても、人口が増え続けるならほとんど無意味でしかなく、やはり環境汚染を止める事はできません。
これらは発電効率などが優れているが、発電し使用することで環境を破壊するのは化石燃料と同じだからです。
全世界のエネルギー効率を30%向上させても、70億人の人口が100億人に増えたらまったく無意味になります。
もし70億人の人口を50億人に減らし、エネルギー効率を30%向上したら、CO2排出量は50%以上も減少します。
そのためには「農業を衰退させ」食料を減産する必要があるのだが、ユニセフとかが言っている人道とは対立します。
ユニセフは世界のすべての人に十分な食料が行き渡るべきだと言っているが、それが実現すると地球の人口は200億人とかになってしまいます。
日本のように人口が減少するのが理想的で、地球環境という点では世界がそうなった方が良い。
だが人口が減ると経済も縮小するので、現在のような資本主義の考えでは国が衰退した事になります。
将来世界の人々は、地球を破壊しつくすかそれとも経済的発展を辞めるかの選択を迫られるでしょう。