信じられないかも知れないが欧米のすべての首都や中心都市は、外国人が過半数を超えている。
より正確にいえばその国の国籍を取得した移民は外国人ではないので、統計には表れないことが多い。
フランスでは人種差別を禁止する観点から、政府機関は人種別などの人口統計をしていない。
パリの人口は約214万人だが、このうち110万人以上は移民や移民の子孫と考えられている。
それほどに感じないのは移民の多くは移住制限がないEU域内から来ているので、外見はいわゆる西洋人が多い。
移民はEU域内だけではなく距離が違いアフリカや中東やアジアからも来ている。
街ではイスラムのモスクがあったり、イスラム教徒が礼拝する風景があり、異文化が混在している。
先祖代々フランス人だったなどと言う人は半分以下しかおらず、ロンドンやニューヨークやオスロも同様です。
そして外国人労働者を大量に受け入れている日本の首都圏も同じ状況になっており、このままでは外国人が過半数になる。
OECDの2015年統計では日本の外国人移住者数は、ドイツ・アメリカ・イギリスに次いで4位だった(加盟35か国中)
移住者の定義は「有効なビザを保有し、90日以上在留(予定)の外国人」で、永住者や有職者に限らない。
日本政府が発表した中長期在留外国人数は特別永住者を含めると273万人で、総人口に外国人が占める割合は1.9%だった。
埼玉県川口市の外国人団地とは
最も多い東京では55万1683人(19年1月)で、東京都全体の比率は3.98%と全国の2倍だった。
東京都の中でも外国人が多いのは新宿区で、新宿区の外国人比率は12.4%と全国の約6倍だった。
さらに新宿区の20代の3割以上が外国人で、成人式に出席した45%が外国人、新宿区大久保では20代の5割超が外国人だった。
このペースだと2050年には新宿区大久保住人の半数が外国人や移民になっている可能性が高い。
東京以外で最近話題になっているのが埼玉県川口市で、外国人は人口約60万人のうち約3万6000人なので人口の6%が外国人です。
大した事はないように思えるが、東京都の比率は3.98%なのに新宿区大久保の20代住民の5割超は外国人だったのを思い出したい。
総人口の比率では少なくても外国人や移民は一か所に集中するので、その地区の住民の過半数を占める場合がある。
川口のなかでも西川口、その中でも川口市芝園町が外国人が多く、川口芝園団地は住民の過半数が外国人となっている。
川口芝園団地と川口市芝園町はほぼ同じと考えていいが、2015年に外国人人口が2500人になり日本人と同数になった。
外国人の中では中国人が6割以上の最大勢力で、このため中国人団地とも言われている。
芝園団地には昔から中国語学校があり、中国人の子弟が通ったりしてもともと中国人が住んでいた。
芝園団地はUR団地だが2400世帯のうち1500世帯は外国人が占めていると考えられる。
家賃は共益費込みで6万円から13万円とまあまあだが、URなので保証人不要で1年分前払いすると収入審査もない。
100万円ほど前金を入れれば面倒な保証人や審査を省略できるので、外国人には実に都合がいい。
周辺には外国人向けの店舗や就職先もあり、同じ中国人が多いのでますます賑わっている。