週刊ダイヤモンドの「コンビニ地獄」特集号
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画像引用:https://www.amazon.co.jp/ 週刊ダイヤモンド 2019年 6/1号 [雑誌] (コンビニ地獄) | |本 | 通販 | Amazon



コンビニチェーンは24時間年中無休で成立している

コンビニの24時間営業や年中無休制度が批判され、特にセブンイレブンの対応が話題になっています。

全店例外なく24時間営業だったのを見直し、年中無休も一部店舗で休業を認める方針と報道されています。

今までコンビニチェーンは「24時間年中無休、フルボリューム、全都道府県全市町村展開」を基本方針にしていました。

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織田信長の天下統一にも通じる積極展開で、拡大し前進し支配しまた拡大するという戦略です。

これには理由があり、24時間営業でない店舗や休日がある店舗があると、効率が落ちてしまいます。

例えば同じ町のABCD店すべて年中無休24時間なら、配達トラックを常に走らせ常に商品を補充できます。


ところが半分の店が夜間閉店し休日休んだら、AB店だけ配達しCD店には配達しないので時間を空けて配達する事になる。

すると弁当や総菜などが品切れを起こし、ランチタイムなのにお弁当が並んでいないという状態になります。

大手コンビニチェーンは売れなくても弁当はフルボリュームで並べ、隙間を作らないようにしています。


こうする事で客を呼び込み買う気を起こさせる為であり、それには常に配達トラックが補充する必要があります。

小さいヤマザキショップとか地方の独自コンビニは商品が寂しい場合があるが、24時間年中無休によってああなるのを防いでいます。

ところがこの24時間年中無休フルボリュームは、オーナーの犠牲よって成立していました。



コンビニオーナーは借金を背負わせるために募集している

コンビニオーナー募集の広告を見たことがあると思いますが、頭金なしや300万円くらいでオーナーになれます。

土地も店舗もコンビニ本部が用意するからで、オーナーは本部に数千万円を借金をし店舗を借りて開店します。

それなら本部が直接経営すれば良い気がしますが、実はオーナーに借金を背負わせるために募集しています。


地方のコンビニの多くは最初赤字ですが、この赤字は経営者=所有者であるオーナーの借金になります。

フランチャイズ契約は通常3年なので、3年後に黒字になっていたら本部は契約を更新せず店を乗っ取ります。

あるいはFC店のすぐ近くにもっと大きい店を開店し、FC店を潰すような事もしています。


コンビニ店の仕組みは本部から商品を仕入れて店で売るのですが、本部から仕入れる金額はスーパーの小売価格くらいです。

つまり130円で売っている缶コーヒーの仕入れ価格は100円くらいで、自分で買ってきた方が安いくらいです。

店が仕入れた段階で本部の売り上げになり、商品が売れようが売れまいが本部には一切関係ありません。



家族ぐるみで倒れるまで働かせる

さらに本部はロイヤリティとして粗利益の5割以上を取りますが、オーナーは残りの5割以下からバイト代を支払います。

実際にはバイトの給料は本部から支払われているので、オーナーはお金の管理に関わっていません。

それどころかオーナーは自分の「給料」を本部から毎月貰っているのは周知の事実です。


コンビニオーナーは実際にはコンビニの労働者に過ぎないのに、借金を押し付けられ無償労働させられます。

このためコンビニ本部は家族持ちで妻や働ける子供がいる男性を狙って勧誘し、家族に無償労働をさせます。

数千万円の借金を家族で背負っているので、妻も息子も娘も不眠不休でタダ働きをします。


契約期間の3年以内で辞めると莫大な違約金を請求され、病気や災害などで休業しても違約金を課されます。

地震や水害でもコンビニが空いているのは人助けや地域貢献ではなく、閉店したら違約金で破産するからです。

オーナー一家は契約期間中は一生休むことはできず、契約満了時にはボロボロになって借金だけを背負わされます。


土地と店は本部から借りているので本部の所有物であり、契約終了時にオーナーには何も残りません。

こうした実態が徐々に知れ渡ってきてオーナーになり手が減り、本部は24時間年中無休を改めざるを得なくなっている。