韓国のハイテク産業不振
韓国の2019年10月輸出は前年比14%減少で、半導体やスマホやテレビなどIT製品が特に落ち込んだ。
中でも問題なのが韓国の主力輸出品だった半導体で、日本がフッ化水素など3品目の優遇措置を摘果した影響はこれから出てくる。
今までは過去に契約した分の輸出が行われていたが、年末から来年以降に素材不足が表面化します。
韓国は半導体素材の国産化に成功したと言っているが、中身は中国産うなぎを韓国で養殖したような韓国産にすぎない。
サムスン電子やSKハイニックスの半導体大手の素材原料は、GSOMIAが失効する11月後半に不足し始める。
韓国への19年9月のフッ化水素輸出額は99%以上減少しほぼゼロにとどまりました。
韓国はGSOMIA破棄を取り行き材料に、「GSOMIAを破棄して欲しくなかったら優遇措置を回復しろ」と要請した。
だが日本政府は日韓条約順守や徴用工請求など国際法が守られていないとし、まず韓国が国際法を守るのが前提と突っぱねている。
日本側が要求しているのは1965年の日韓基本条約で韓国が約束した「すべての請求権を放棄する」だけです。
だが請求権を放棄すると今後韓国は日本を強請る材料がなくなり、甘い汁を吸えなくなるので放棄したくない。
韓国は一方で日本と仲良くしないと言いながら、新しい慰安婦像を作りまくっている。
徴用工に関する新たな日本企業からの差し押さえを決めるなど、反省する態度はまったくない。
半導体を失った韓国IT産業の行く末
SKハイニックスとサムスン電子は直近の決算でそれぞれ営業利益93%減と56%減だった。
半導体は韓国の輸出全体の18%、その中でも中国向けは25%を占めるが中国も今後半導体国産化を進める。
半導体需要には波があり現在は低迷期だがいずれ回復し、素材3品目は中国からの輸入や国産化で確保できるでしょう。
だが確保できる半導体素材は日本産が最高品質なので、それより劣った素材を使えば品質も低下する。
現行の半導体製品はそれで良いとしても、次世代半導体で韓国がトップシェアを得るのは困難です。
サムスンなど韓国製スマホはファーウェイの自爆で漁夫の利を得たが、世界シェアは徐々に低下している。
世界のスマホ販売台数もマイナスに転じたので斜陽産業とまでは言わないまでも、スマホで大儲けできる時代は終わった。
半導体やスマホとならハイテク商品だったテレビや液晶も不振で、最大手のLGディスプレーが赤字転落した。
原因は中国産ディスプレーが品質向上したうえに大安売りで韓国のシェアを奪ったためでした。
液晶の次と期待された有機ELでも中国製の猛攻が予想され、遠からず韓国のディスプレー産業は衰退する。
韓国が得意としたITやハイテク製品はいずれも日本の技術をコピーし日本より安く売ることで日本からシェアを奪った。
今中国から同じことをされている訳で、サムスンやLGが現在の地位を守るのは難しい。