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「次の総理にふさわしい人」はなぜ絶対に総理になれないのか?

この調査は「最も変な人」が選ばれてしまうトリックがある
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画像引用:「次の総理」世論調査の異変のワケを分析 なぜ石破氏トップに?くすぶる安倍4選論と“菅人気”の変化 – FNN.jpプライムオンラインhttps://www.fnn.jp/posts/00049506HDK/201912200630_KeitaTakada_HDK

総理にふさわしくない人を選んでいる

マスコミが調査する「次の総理にふさわしい人」は最近まで小泉進次郎がトップだったが石破茂に変わった。

不思議なのはこの「次の総理にふさわしい人」に選ばれるのが変な人ばかりで、総理になった事がないような気がします。

石破茂にしても小泉進次郎にしても自民党内ではあまり人気がなく、ぜひ総理にという声は聞こえてこない。



過去を振り返っても「次の総理候補」は小淵優子や野田聖子など、真剣に選んだとは思えない人が選ばれている。

その前の時代は田中真紀子や自民党時代の菅直人、山崎拓や加藤紘一など、これでもかと総理になれない候補が並んでいた。

菅直人は自民党を辞めて民主党で総理になることが出来たが、成れなかった方が日本のために良かった。

どうしてこんな人たちが選ばれるかはマスコミの質問方法に問題があり、芸能人人気アンケートのように調査している。

日本の総理大臣は国会議員投票で選ばれるので、最大政党の党首が選出されます。

ほとんどは自民党総裁が自動的に総理になるのだが、自民党総裁は総裁選で選出されます。

総裁選は国会議員票と党員票の投票で決まり、党員でない人は投票できません。

「次の総理にふさわしい人」は自民党党員に聞くべきなのに、マスコミは無作為の電話アンケートで聞いています。

自民党員はおよそ100万人で日本の有権者の1%程度、自民党員でない99%の人が誰を選ぼうが総理になれません。


もっとも総理にふさわしくない人が選ばれる

FNNの12月「次の総理にふさわしい人」アンケートで石破茂が18.5%、安倍晋三18.2%、小泉進次郎14.5%でした。

同社の19年4月アンケートでは小泉進次郎が25.9%と圧倒的1位で、安倍・石破が続いていました。

12月調査を自民党支持者だけに限ると安倍晋三34.4%、石破茂20.6%、小泉進次郎10.9%の順になります。

同じく無党派(支持政党なし)だけに限ると、小泉進次郎19.3%、石破茂18.2%、安倍晋三7.5%に入れ替わります。

なぜか野党支持者の回答は公表されていないが、安倍晋三と答えた人はほぼ皆無なのは想像できる。

自民党支持率は20%から30%の事が多く、野党支持率は10%未満が並び、支持政党なしは常に4割ほどいます。

つまりマスコミの「次の総理にふさわしい人」の回答者の4割は支持政党なしで、3割が野党支持者、自民党支持者は3割だけです。

回答者の7割は非自民や反自民の候補者を好ましいと考えているから、「変な人」「総理になれそうもない人」ばかり選ばれます。

自民党員は自民党支持者の30人に1人しかいないので、本当に総理になれる人よりは、なれそうもない人が選ばれる。

非自民の回答者は期待として、共産党や民主党に近い人に総理になって欲しいので、石破や進次郎と答えます。

こうして「次の総理にふさわしい人」には、もっとも自民党総裁にふさわしくない人が選ばれる。

選ばれてしまった人は投票権を持つ自民党員からすると「最も好ましくない人」なのかも知れません。

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