サムスンの利益は2016年水準まで低下した
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画像引用:http://img.hani.co.kr/imgdb/japan/news/resize/2019/0407/155462813591_20190407.jpg



半導体で世界1位だが、中身は安売り

サムスン電子にとっての2019年はあまり良い年ではなく、7月から9月期は売上5%減、利益55%減でした。

大半は半導体の値下がりと販売不振によるもので、半導体市場は需給バランスで定期的に暴落と高騰を繰り返す。

懸念は多くの分野で世界シェア1位から陥落したり、シェアを低下させている事で、将来展望が開けない。

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スマホは最盛期に世界シェア30%以上だったが、18年第4四半期は20%以下に低下しました。

その後米国のファーウェイ排除などがあり盛り返したが、長期低落傾向にあります。

サムスンのDRAMは世界シェア47%で圧倒的1位だが、DRAMはいわゆるコモディティ化した製品で、価格だけの競争になっている。


CPUなどに使用されるシステム半導体では米国がシェア70%で韓国はたった3%、その中でサムスンのシェアはゼロに等しい。

日本はどちらの半導体でも低シェアだが半導体素材や製造機器では世界シェアの過半を握っているとされる。

このようにハイテク産業は分業化が進んでいて、韓国がDRAM半導体で世界1位でも、必ずしも世界に勝ったのを意味していない。


サムスンや韓国が得意とするDRAM半導体は高度な技術は必要なく、どの国で作っても同じ品質になる製品です。

違いはコストだけなのでなるべく手抜きしたり、コストカットして最安値で販売したメーカーが勝者になる。

実際サムスンのメモリーは一定確率で壊れるが、壊れても安い方が良いと言う用途で使われている。



スマホの斜陽産業化というまさかの事態

サムスンはスマホシェアで20%以上のシェアを持ち世界1位だが、世界のスマホ販売は2016年をピークに頭打ちになった。

今後マイナスが止まったとしても現状維持がせいぜいで、ジリジリと減少が続くでしょう。

現在はスマホの高価格化で売上を保とうとしているが、台数減少に拍車をかけるかも知れません。


既にスマホと携帯電話の保有台数は人類の総人口を上回っており、新たな需要は買い替えと人口増しかない。

スマホ登場時は毎年変え変えるものだったが、現在は4年から7年も使うようになっている。

平均買い替え年数は10年間で2年から4.3年に伸び、パソコンのように長寿命化が進んでいる。


パソコンの保有台数は世界的に増えているのだが、平均使用年数が4年以下から7年に伸びたので販売台数が減少した。

サムスンは次の製品として医療機器や高度ロボットを開発したが、評判はあまり良くない。

汎用メモリーやスマホは故障しても良いが、医療機器や産業用ロボットは絶対に不具合が許されないので、韓国人には向いていないように思われる。


アメリカのファーウェイ制裁によってサムスンの通信機器が売れているが、このまま世界の主流になるとも思えません。

スマホと言えば世界スマホシェアで10%程度のアップルが、利益では世界スマホ市場の66%を得て、サムスンは17%だった。

サムスンは結局日本から素材と部品を買って、アメリカが開発した規格に沿って製造し、米国製ソフトを搭載している。


利益の大半を得るのは米IT企業で、日本にも取られるのであまり効率のいい商売ではない。

サムスンは今まで労働組合がなく、いかなる労働法も守らなくて良かったが、批判が強まり組合が結成された。

今後じわじわとサムスンのコストを上昇させる筈で、製造コストの強みは低下する。