中国発新型コロナウイルスの発生源となった武漢市は封鎖され湖北省と他の地域の交通も大幅に制限されている。
こうした中で外国人は武漢からの脱出を図り、航空機で自国民を輸送したりしている。
日本政府は29日の第一便で206人、第二便で210人が帰国したが、数人は既に感染しているのが分かった。
第一便のうち10人以上が体調不良を訴え、うち3人が新型ウイルスに感染してました。
30日午前に第二便が到着し10人以上が体調不良を訴えているので、やはり数人は感染しているでしょう。
第一便のうち2人はウイルス検査を拒否し自宅に帰ったが、厚生労働省は自宅待機するよう要請している。
医師の検査を受けて指定感染病と診断されないうちは、検査にも自宅待機も法的な強制力はなく、拘束したりすることはできない。
この辺は法が検査拒否を想定してなかった不備があり、安倍首相の「無気力ぶり」も指摘されている。
安倍首相は新型ウイルスが表面化した後の1月24日に、中国人向けのメッセージで「春節の来日をお待ちしております」などと言っていた。
中国では1万人以上の感染者がいると考えられるが、1月30日現在も中国人観光客の入国にはいかなる制限も加えていない。
こうした中、武漢からの観光ツアー客を乗せてバスを運転した運転士と、同乗したバスツアーが感染していたのが分かった。
奈良県在住のバス運転手は1月8~11日と12~16日の2回、武漢からのツアー客を乗せたバスを運転していた。
100%安倍首相の落ち度
武漢からのツアーバスは東京から大阪間などを運行し、奈良公園に1時間停止したと発表されている。
だが中国から3日間日本に滞在して東京から大阪に直行し、途中は奈良公園に1時間停車しただけというのはあり得ない。
武漢からのツアーは成田空港から入国したら東京ディズニーランドや関東の有名観光地に行ったはずです。
関空から入国したなら大阪城や道頓堀、京都の有名寺社を回った後で奈良公園に立ち寄り、それから東京へ向かったでしょう。
関東周辺や関西周辺の有名観光地はすべて汚染されている疑いがあり、もう感染者が出ている可能性があります。
中国政府が新型肺炎を認めたのは19年12月30日で、2020年1月1日に空港の防疫対策を強化し、武漢市周辺で感染拡大を防ぐ措置を取った。
1月5日に中国はSARSやMERSではない新型ウイルスだと発表し、世界保健機関(WHO)は1月5日、中国や各国に警戒を呼び掛けた。
台湾当局は6日までに武漢発の直行便の検疫を始め、発熱の症状があった数人を隔離した。
1月8日に世界保健機関(WHO)はMERSやSARSに類似した新種のウイルスの可能性があると発表した。
武漢からの1回目のツアー客が入国したのはこの1月8日で、日本政府が武漢からの入国を禁止していれば100%防げていました。
1月8日に「コロナウイルス」という言葉が登場し、韓国では感染疑いのある人物を検査中と発表していました。
この時点で日本政府は「中国からの入国者に注意を促した」だけだが、一体何の注意を促したのだろうか。
情報隠蔽の次は住民弾圧する中国政府
日本政府は注意を呼び掛けるどころか「人から人へは感染しない」という何の根拠もない情報を流布し、過剰な警戒をしないよう呼び掛けていました。
空港での検査はなく、すべての中国人入国者をフリーパスさせ、日本国内では既に10人以上の感染者が発見されています。
新型ウイルスは感染者のうち発熱などの自覚症状があるのは5人に1人なので、すでに日本国内に50人以上の感染者が存在します。
1月30日時点で中国本土の感染者は7711件だが、「発熱は5人に1人」の法則から感染者は3万8500人と推測できる。
感染者が増え続けている原因について、武漢住人のネット投稿を見るとその実情が見えてきます。
ロイター記事によると武漢に住むヤンさん一家は発熱を訴えてから2週間以上がたつが、コロナウイルスの検査を受けられずにいる。
医師からは確実に感染していると告げられたが、それでいて検査キットが無いので検査はしない。
武漢住民の多くはこのように、発熱しても検査を受けれない状態にあり、治療もされていない。
感染しているのが分かっていながら、毎日朝から晩まで病院に並んでも、何もしてくれないという。
1月20日まではこうした訴えをする住民をデマを流したとして、当局は逮捕さえしていたという。
政府は新型ウイルスを隠しおおせなくなったら、次に武漢からの脱出口を全て封鎖し住民を閉じ込めた。
だが政府が隠蔽し続けた1か月間の間に感染者は中国全土に移動し、もはや食い止められなくなっている。
新型ウイルスの感染力から実際の感染者は武漢だけで10万人、中国全土では数十万人に達しているでしょう。