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ダイヤモンドプリンセスは「武漢だけで感染20万人」を裏付けた

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1人の感染者から2週間の船内の感染率が0.3%
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画像引用:横浜クルーズ船 感染者以外は14日間船内に留まるhttps://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000175461.html

2週間で0.3%が感染

中国発新型コロナウイルスは2月5日に中国国内で2万8018人で前日から3694人増え、死者563人になりました。

前日からの増加率は約18%で20%を下回ったものの、依然として感染者の増加が続いている。

こんな中で日本と東南アジアを結んでいたクルーズ船の「ダイヤモンドプリンセス」で11人が感染した。



最初に判明したのは香港で下船した1人で、他に船内で10人の感染者が確認されました。

国籍は下船した香港人を含めて中国人が4人で日本人は4人で、全員が50代以上だった。

ダイヤモンドプリンセスは乗員乗客約約3700人で感染率は約0.3%だった事になる。

同船は1月20日に出航しているので期間はわずか2週間ほどだったのを考慮すると非常に多い。

武漢からチャーター便で帰国した日本人は565人中8人が感染していたので、感染率は1.4%だった。

武漢に定住していた人の感染率が1.4%、2週間感染者と船内で過ごした人の感染率が0.3%は自然な数字に思われます。

武漢と周辺の人口は約1400万人なので、ダイヤモンドプリンセスの0.3%を当てはめても4万2千人の感染者が存在する。

チャーター機の感染率1.4%を当てはめると1月末時点で20万人、これはもう疑う余地がない数字です。

中国政府発表の感染者数は2万4,324人(2月5日)のうち武漢市は8351人、周辺を合わせても約1万人程度です。

湖北省の合計でも1万6678人、なぜ発表される感染者数がこんなに少ないのかは、現場からの証言が説明している。

武漢では最近2000人収容の仮設病院が建設されたが、従来からある病院と合わせても5000人に満たない。

1日に診察できる患者数は1月末の段階では2000人程度だった筈で、多くの来院者は門前払いされた。

市内にはまともな病院が4つしかなかったが、すべて断られた人もかなり居た。

新型ウイルスの検査キットが不足していて、仮に診察されても医師は検査できなかった。

入院できるのは重傷者のみとされ、90%以上の希望者が入院を拒否された。

中国は壮大なダイヤモンドプリンセス

このため一家全員が症状を訴えているのに放置されるなどし、感染者にカウントされていない。

中国政府にとっては「検査しなければ感染者ではない」という好都合な状況で、検査や治療をすると感染者数が増えてしまう。

幸い新型コロナウイルスの致死率は感染者の千人に1人程度で、しかも高齢者が大半なので亡くなっても別な病名に「付け替える」事が可能です。

中国の主なウイルス対策は都市の封鎖で、1月23日に武漢を封鎖し、ついで周辺都市や湖南省を封鎖した。

2月4日までに武漢を中心とした人口約6000万人の地域が、何らかの移動制限を受けています。

いわば湖北省と周辺が壮大なダイヤモンドプリンセス号になり、外に出さないようにしている。

黒竜江省では高等裁判所が、ウイルスに感染したのを隠して公共の場で故意に拡散させた場合、死刑に処す方針を発表し衝撃を与えている。

同裁判所はウイルス検査を拒否した場合も、最高で7年の服役を課す可能性があると表明している。

1月終わりには封鎖した武漢から500万人が脱出したとみられ、河北省では「武漢からの逃亡者を通報したら千元(約1万6千円)の報奨金を出す」と発表した。

その他にマスクを買い占めたり高値で転売したら逮捕や罰金、武漢市内では外出を禁止し、買い物は2日に一度家族の1人だけというお触れも出した。

外出時のマスク着用を義務化した地域もあり、ドローンで市民を監視しマスク未着用の人には上空から「怒鳴る」という対策を取った。

これらは対策というよりパニックに近く、こんな事をするなら感染者が数人だった頃に病院で治療すれば良かった。(患者は存在しないとして治療していなかった)

穏やかなリーマンショック

中国政府は新型コロナウイルスが経済に与えるダメージを食い止めるため、2月3日に1兆2000億元(約18兆6000億円)の資金供給を発表しました。

中央銀行による資金供給はリーマンショックの時に米FRBが良くやっていて、日銀も311やリーマンショックでやっていた。

資金供給とは中央銀行が民間銀行にお金を貸し、民間銀行は企業にお金を貸すことで借金をしやすくする事です。

リーマンショック時の米FRBバーナンキ議長はもっと大胆になり、破産した企業の債券(つまり紙屑)を額面で買い取った。

例えば倒産した企業が1兆円の社債を発行していたとすると、それを1兆円で買い取って連鎖倒産を防いだ。

方法は様々で企業や個人の負債を買い取ってチャラにしたり、平時なら許されないような事まで行っていました。

この滅茶苦茶な対策のお陰でアメリカは最も早く金融危機から立ち直り、その後10年間好景気を謳歌しました。

中国人民銀行は2月4日だけで4000億元(約6兆2000億円)を供給し、人民元と株式市場は暴落に至らずすんだ。

日銀も中国と協調介入しているという噂があり、そのせいなのか円高は進行していません。

新型ウイルスは世界の成長率を1%も押し下げるという予測があり、韓国は2%、中国は5%を割り込む可能性がある。

そうなったら日本も1%を下回り、世界的な景気後退が起きると全世界の成長率もかなり下がります。

いわば「穏やかなリーマンショック」のような事が、今後起きるかも知れません

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