拍手!2拍手!3拍手!4拍手! (記事が良かったら拍手しよう)
読み込み中...
スポンサーリンク

低コストの投資信託で誰でも疑似GPIFできる

GPIFは約18年の平均で3%の利回りを実現した
img_state_graph_2018_035988
画像引用:https://www.gpif.go.jp/operation/img/img_state_graph_2018_035988.png

本当に誰でも勝てる投資はあるか

どんな投資商品でも必ず証券会社や宣伝サイトでは「誰でも簡単に勝てる」「みんな儲かっている」と書いてあります。

中でも悪質なのは「老後の安心のため」とか「主婦のお小遣い」を簡単に増やせると言ってウソの体験談が書いてあります。

健康食品でも投資サイトでも体験談はすべて嘘で、もし本当だったらこの世でガンで亡くなる人はいない筈です。



投資サイトに登場する「平凡サラリーマンA氏」は架空の人物で、投資で儲かった話もすべて嘘です。

もし本当の事が書いてあったとしても、負けた金額を伏せておいて勝ったときの話だけをします。

競馬ファンは万馬券を当てた話をしたがるが、「今までいくら負けたのか」を聞くと顔が曇るのといっしょです。

比較的安全な投資として最近人気を集めているのが投資信託で、NISA(ニーサ)も投資信託の一種です。

私たちが払った年金積立金はGPIFで運用されていますが、かなりの金額を投資信託でも運用しています。

GPIFは130兆円以上も運用し、17年間の平均で年利約3%、累積で70兆円もの利益を出しています。

GPIFの運用理念は「絶対に損をしない事」で、一時的な含み損はあるとしても結果として絶対に負けないようになっている。

その仕組みは分散、低コスト、世界経済に連動した投資で、世界経済がプラス成長である限りGPIFは利益を出し続けます。

それでは我々個人投資家もGPIFをそっくり真似れば良いのではないかと多くの人は思いつき実行しています。

疑似GPIF投資とは

GPIFの投資先は大きく分けて4つで、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券となっています。

バブル崩壊で日本株は総崩れになったが、その時ですら日本国債は黒字であり、外国投資も黒字でした。

4つに分散する意味はこれで、どれか一つがマイナスになっても他の3つか2つは利益を出す事が多い。

一時的にどれかがマイナスになっても、数年たてばまた回復し世界経済は3%以上の成長率になります。

もし株式投資だけ、しかも国内株式だけの投資だったら一度の経済危機で破綻しかねません。

よくある批判は「日本人の金で外国株や米国債を買っている」というものですが、逆に日本国内だけに投資したら危ないのです。

GPIFの原資は日本人が毎月支払う年金積立金なので、毎月積み立てるように購入し、利益が出たら切り崩します。

4つの投資を1;1;1;1にしても時間の経過でバランスが崩れるので、正しい比率になるようにリバランスします。

毎月同じ金額を積み立てていくと、株価が下がったら多く買い、株価が上がったら少なく買う事になります。

これをドルコスト平均法と言い、長期的に100%に近い確率で利益が出るようになります。

ドルコスト平均法の欠点は上昇相場では利益が少なくなる事ですが、リスクを減らすためにはやむを得ない。

ドルコスト平均法の第二の欠点は満期になった時たまたま暴落したら、長年積み立てた利益が吹き飛ぶことです。

だから積み立てるのと同様に、利益が出たら順次決済し、リバランスして元の比率に戻す事が重要です。

含み益をずっと抱えているのではなく、果実は収穫すべきときに収穫し、また新しい種をまくのです。

こうした投資をするには低コストであることが条件で、手数料の比較は厳しすぎるくらいチェックするべきです。

投資信託を選ぶ基準は「低コスト」だけで良く、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券の4種類それぞれで最も手数料が安いものを選択すれば良い。

もし手数料以外の要素を考慮すると、ぜんぶ良く思えて選べなくなってしまい、偏った選択をしてしまうでしょう。

基本的なルールを守ってさえいれば、長期投資で確実に勝利を重ねる事ができるでしょう。

タイトルとURLをコピーしました