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ロンドンやアメリカの住宅危機 世界の先進国は家賃が東京の3倍

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シリコンバレーのホームレスはモーターホームで車中生活している
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画像引用:グーグル本社 オフィス – Khabarplanet.com https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/08/04/20190804k0000m030119000p/8.jpg?1

欧米都市の驚きの家賃

東京23区の平均家賃はワンルームで10万円前後だが、これは先進国の主要都市と比べて1/3程度です。

アメリカ主要都市や欧州の大都市は30万円以上が多く、年間家賃は360万円という事になります。

東京の場合は年収中央値が572万円で月収は38万円なので、約570万円のうち120万円を家賃に使っている。



ロンドンの年収中央値も東京と同じくらいなので、年収600万円くらいの人が家賃360万円を払っている事になる。

ニューヨークの年収中央値は700万円くらいだが、家賃は先進国でも最高の35万円なので年420万円をはらっている。

年収700万円で家賃420万円なら払えるが、年収が少なくても家賃は同じ金額がかかってしまう。

ニューヨークやシリコンバレーの平均家賃は35万円だが、これはワンルームマンションの家賃です。

アメリカのワンベッドルームは大きなベッドを2つ置ける2人部屋なので、日本のワンルームよりずっと広い。

だが結婚して子供ができファミリー用物件を借りると、家賃は平均50万円くらいに跳ね上がります。

すると年間家賃600万円で子供の費用も100万円ほどかかり、生活費も200万円はかかるでしょう

結局ニューヨークに家族4人で平均的なマンションに住むと、年間1000万円かかってしまいます。

すると税引き前の年収が夫婦で千数百万円は無いと、平均以下のボロアパートにしか住めなくなります。

年収800万円のホームレスがいるシリコンバレー

これが東京だと家賃は半額か3分の1なので、1人なら年収300万、ファミリーでも600万あれば平均的なマンションに住める。

最近は円安の影響もあって欧米の年収が驚くほど高いが、家賃などを計算すると彼らの暮らしは日本より厳しい。

ロンドンやアメリカの主要都市では住宅危機が起きていて、シリコンバレーでは年収700円以上のホームレスがゴロゴロいる。

シリコンバレーでは家族4人で年収1000万円以下を低所得世帯に分類し補助金を出したというニュースは日本で話題になった。

IT企業が多く年収も全米屈指になったが家賃も全米一高くなり、家族4人用の部屋を借りると年600万円以上になる。

他の物価も高いし教育費も高いので、確かに家族4人で年収1千万円以下だと赤字になります。

そこでシリコンバレー周辺には部屋を借りずにキャンピングカーで暮らす「ホームレス」が数万人も存在する。

最近は最初からトレーラーハウスを設置してある「ホームレス村」が建設され、どこも流行っているそうです。

ホームレス村ですら月10万から20万円ほどかかるが、4人部屋で50万円以上にくらべれば格安だと考えられている。

この10年間アメリやイギリスは日本より好景気だったが、好景気は土地の利用価値を上げ家賃も上げてしまう。

ロンドンでは何年も家賃を滞納せず払い続けたのに、家主から追い出されるホームレスが増加している。

土地の利用価値が上がったことで家主は「安い賃貸マンションを壊してビジネスビルにしよう」などと思いつく。

家賃が安いマンションほど早く取り壊され、家賃が高いマンションや別な用途に土地が使われる。

日本は人口減もあって基本的には住居が余っているので、欧米の3分の1の家賃にとどまっている。

好景気も良い事ばかりではなかった。

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