中国の感染者数に疑惑
トランプ大統領は新型コロナウイルスを何度も武漢ウイルスと呼び、中国が感染実態を隠したことがアメリカでの蔓延を招いたと批判していた。
3月19日の記者会見では「速く公表していれば武漢だけで感染を食い止められた」「実態を隠したことが世界に感染を広めた」と”中国ウイルス”について説明した。
ポンペオ米国務長官はラジオ番組で「中国が隠蔽したことで多くの人命が失われた」とイランと共に批判した。
トランプ大統領は中国の新規感染者がゼロになった事について、「誰が調べたんだ?」と信ぴょう性の無さを指摘した。
中国で新型ウイルスが発見されたのは12月はじめと思われ、12月中頃には医師らが警告を発していた。
中国政府は騒いだ医師と患者を逮捕したうえ「デマを流した」と決めつけ、貴重な1か月を無為に過ごした。
中国政府が新型ウイルスの存在を認めたのは20年1月1日頃で、習近平は1月20日に対策を取るよう指示した。
武漢で封鎖が始まったのは1月23日で、この日から実質的な新型ウイルスへの対処が始まった。
だが1月23日を過ぎてもまだ湖北省の公安は医師や患者を逮捕して治療を妨害し感染を拡大させた。
3月に入ると中国ウイルスは煙のように消えてしまい新規感染者ゼロになったが、これは情報統制と関係がある。
1月から2月初めにかけて多くの中国人がユーチューブで武漢から配信していたが、2月5日までに全員が逮捕され行方不明になった。
ネット上でウイルスに関する情報は禁止され、ニュース各社には「感動する話を作れ」と共産党から指示が出ていた。
本当の感染者は何人いるのか
湖北省周辺は封鎖されたが治療を受けて全員が治ったわけではなく、ほとんどの感染者は自宅隔離を命じられた。
自宅隔離とは要するに外出を禁止して家の中でなくなってもらう事で、治療は一切しません。
20年3月10日に習近平が武漢を視察し、この日を境に感染者は驚異的に減少しゼロになっている。
これは「金日成将軍様が疫病を制圧した」と同じ類で、最初から感染者ゼロにするのが決まっていた。
習近平の偉大な成果を盛るための感染者ゼロであって、実際には感染者ゼロではない。
だが発表した感染者ゼロとつじつまを合わせるため政府は湖北省の封鎖を解除して工場を再開させている。
では中国の感染者は何人いるのかだが今まで度々話題になっていた武漢火葬場で、毎日2500人分もの遺骨をトラックで運びだしているという。
火葬場では遺骨を引き取りに来た人の行列ができていて、その写真もネット上で投稿されたりしていた。
中国公安はすぐにこうしたネット上の「デマ」を取り締まったが、情報公開や取材の自由は一切認めていない。
イギリスの大学研究チームによると中国の本当の感染者数は発表の40倍つまり300万人以上と推測している。
中国政府現在中国国内で毎日数十人の感染者が見つかっているが、全員が外国人だったとしている。
これを日本に置き換えると毎日数十人の外国人感染者が発見されているのに、日本人の感染者はゼロだと言っているに等しい。
科学的にも医学的にもあり得ない事を堂々と言うのが中国で、「嘘も千回言えば本当になる」の諺を実行しようとしている。