欧州はウイルス抑え込みに成功か
イタリアの新型コロナウイルス感染者数は12万人を超えたが、収束しつつあるという見方が強まっている。
WHOのマイク・ライアン氏は3月30日、イタリアの感染拡大はまもなく止まるという予想を示した。
3月10日前後の新規感染者の前日比伸び率は20%を超えていたが4月1日は4.5%だった。
スペインでも前日比の新規感染者伸び率が30%だったが、4月に入って一けた台に下がってきた。
フランスでも前日比新規感染者伸び率が20%だったのが、4月に入って9%台に下がっている。
いずれも外出禁止などの非常に厳しい感染防止策を取った1週間から2週間で新規感染者の増加が抑えられている。
外出の他社会的に必要な職業以外は労働や学校も禁止し、交通機関や自動車の利用も制限した。
そうして人と人の接触を最低限に制限した結果、新たな感染が抑えられた。
だが検査や治療が間に合わない感染者もいて、発表より多くの感染者が実在するとも考えられている。
外出禁止と厳罰がコロナに効く
イギリスは3月23日に外出制限したが、1週間以上早く制限した国より感染が抑えられていない。
こうした事からは1日も早く全面的な行動制限するのが有効で、これは中国でも同じ傾向を見せた。
中国の感染者数は少なく見せかけているという批判が多いが、それでも上海や北京での感染は抑えられているようです。
日本はどういう訳か安倍首相が外出制限や営業規制をしようとせず、感染拡大を野放しにしている。
欧州や中国の例からは外出禁止と都市封鎖がコロナウイルスに最も有効であり、他に有効だった対策はない。
結局日本も感染者が1万人に達してから、やっと有事立法などで外出禁止にするのかも知れません。
アメリカの感染者数は25万人を超え、ワシントンやNYカリフォルニアなど州ごとに外出禁止令を出している。
アメリカ全土の外出禁止ではないので感染の勢いは止まっておらず、このままでは感染者が数百万人に達するという予想もある・
トランプ大統領は3月31日、コロナウイルスによる米国の死者が10万人を上回るかも知れないと説明した。
日本の感染者数は2000人台だが最近毎日200人前後が感染しており、各国の場合はこの状態から毎日数千人に激増した。
アジアはマスクをしているので欧米より感染率が低いとか、BCG予防接種を受けた国の感染率は低いとも言われている。
BCGとマスクが日本の感染者を抑えているのかも知れないが、それらは結果としてそうなった「ただの偶然」でしかない。