新型コロナは様々な産業の優劣をはっきりと浮かび上がらせ、まるで1か月で10年もの時間が過ぎているようです。
最近勝者になっている電気製品はテレワーク関連で、パソコンも存在価値という点でスマホから主役を奪い返した。
スマホでも電話会議は可能だが、自宅で仕事をするのにスマホだけというのは物足りない。
スマホだけで書類を作成するのも無理があるので、テレワーク=パソコン(や高機能タブレット)必須と言っても良いと思います。
アメリカ企業のテレワーク導入率は85%でイギリスやフランスは20%前後、EU加盟国平均は13%程度とされている。
日本企業はコロナ以前は5%未満だったが、4月後半の調査では27%まで増えたとされています。
これはオフィスワークだけの調査で、大工が自宅でパソコンをいじって家を建てるわけではありません。
各国で調査対象が違うので、アメリカも実際は全労働者の1割以下しかテレワークをしていないと思います。
例えばアマゾンの倉庫作業員や宅配便配達員はどうやってテレワークするんでしょうか?
パソコン選びで意外な盲点はモニターの大きさで、皆持ち運びが楽な極小サイズを選びたがります。
だが実際に作業すると作業性は画面サイズに比例し、15インチでは23インチに絶対に叶いません。
自宅で作業するなら最低でも20インチ以上が必要で、ノートpcにもデスクトップ用モニターを接続できます。
カメラメーカーは世界で2社しか生き残れない?
敗者となったのはデジカメでコンパクト、高級デジカメとも販売台数が前年比半分に落ち込んでいる。
一眼レフやレンズ交換ミラーレスを含めても3月の売り上げは前年から半減し、このままだとカメラメーカーは経営破綻する。
実は以前から販売不振だったのがコロナで炙り出されたので、日本のカメラメーカーは数が多すぎる。
大手だけで8社あるが存続できそうなのはキヤノン、ソニーだけではないかと考えられている。
この2社もカメラ部門は赤字だったり黒字だったりするので他社は推して知るべしです。
国内3月スマートフォン販売は前年比2割減、パソコンも2割減だったがカメラは5割も減少した。
テレワークやスマホ会議、業務連絡に使えず外出自粛なので遊びにも使えない弱点が炙り出された格好です。
昔は工事現場でかならず監督がカメラを持って撮影していたが、今はスマホに代わりました。
カメラ自体が人々から必要とされる存在に変わらないと、コロナが終わっても販売は戻らないでしょう。
カメラだけ買えばすぐテレビ会議できるデジカメとか、どうして作れないんでしょうか