集落が残るにはダムや観光資源のような収入源が必要
あるいは都会に近く果樹園が多いなど
1897891



日本中の集落が衰退し高齢化

総務省・国交省の調査によると2万以上の集落で人口の半分が高齢者になっているのが分かった。

2019年4月時点で65歳以上が住民の過半数を占める「限界集落」は2万349で、5年前より約6千増えた。

過疎法の指定地域は814市町村あり、市が過疎なのは奇妙だが例えば平野部だけ人口が多いなどが考えられる。

スポンサー リンク

平成大合併で多くの村が合併統合し、小さな市街地と広い山間部をもつ「市」や「町」が多く生まれた。

面積の1割ほどが平野で駅や町があるが、9割の山間部は次々に集落が消滅している場合がある。

集落とは家が集合している場所と場所が離れている状態で、家がずっと続いていたら集落とは言わない。


集落と集落の間は山や森が多く、集落は川に近い山の上とか、川沿いの平地にできる。

多くの集落では平地が少ないので傾斜地に家があり、このため普通の家を建てると平地より建設費が高い。

例えば平地で2000万円で建つ家だとすると、山間地の集落では輸送費や土地の改良などでもう数百万円以上かかる。



集落存続には収入源や学校が必要

昔は山地集落の家は小屋のようなものが多かったが、現代では平野部と同じような家が好まれるので建設費は高騰する。

集落の収入源は昭和前半まで林業が多かったが、昭和40年ごろから林業では食べていけなくなっていた。

住居の建設費は高いのに収入は平地の半分以下なので、多くの住民は生活できずに山を下りた。


それでも土地を離れたくない人がかなり残っていたが、多くの集落にとどめの一撃となったのが小学校の廃校でした。

仮に若い夫婦が居て子供が生まれても、通う学校が無いのでは平地に引っ越さざるを得ない。

こうして十分な収入があったとしても山地集落では暮らしていけなくなり日本中で衰退した。


結局集落が存続するには「収入源」「交通」「学校」「水道などのインフラ」が必要になる。

これらすべてを一度に実現してくれるのが実はダムで、巨大ダム周辺の集落は存続することが多い。

国や電力会社が膨大なお金をばら撒くので、一時的にせよインフラ整備が行われ学校の校舎が新築されたりする。


ダムを拒否した集落はより早く消滅し、ダムを受け入れると衰退しながらも存続する。

ダム計画がない集落は町に近く通勤できるならベッドタウン的に人が住み続けるが、交通不便だと町に引っ越す。

観光資源や収入源がある集落は存続するが、何もない集落は結局消滅せざるを得ない。