日本の都市部で自転車通勤が急に増えたのは2011年の東日本大震災からで、電車など交通機関が止まったのがきっかけでした。
道路も渋滞していたのでスポーツサイクルで車の間をすり抜けて颯爽と走るのがカッコいいとされた。
スーツにスニーカー、リュックサックというスタイルがサラリーマンに相応しいが議論になったりもした。
今ではリュックを背負って電車に乗る人も増え、サラリーマンの通勤スタイルに変化を起こした。
時は流れ2020年にコロナ騒動が起き、日本で初期の感染者はタクシーやバス運転手だった、
車内が狭い乗り物ほど感染しやすいようで、タクシーが感染しやすく次にバス、電車は今のところ感染していない。
だが特定されていないだけで電車内でも感染しているのではないかという疑惑を多くの人が持っている。
そこで一部の人は電車やバス通勤を辞めマイカー通勤にしたが、バイクや自転車で通う人も増えた。
NYは世界最多の感染者を出したが、NYで人気になったのもやはり自転車でした。
コロナ以降米都市部で自転車の売り上げが急増し、向こうにはママチャリがないので高級自転車が多く売れた。
日本では安いママチャリがある訳ですが、通勤など大人の男性がハードに使うと意外に寿命が短い。
それになんとなくかっこ悪いので、高級なシティサイクルやスポーツサイクル、電動アシストサイクルを買う事になる。
自転車も全国的に保険義務化の流れ
電動アシストは子供乗せか高齢者、買い物向けが多かったが、この数年でスポーツサイクルが充実してきた。
電動アシストのスポーツサイクルは信号停止時などで止まっても、軽く漕ぐだけで時速20キロくらいになるので非常に楽です。
時速25キロくらいでアシストゼロになるので、高速域の為にに自分の脚力を温存できる。
信号停止と再発進は自転車乗りにとって大きなストレスなので、ここをアシストしてくれるのが人気の理由です。
自転車通勤や子供載せ自転車が増えるにつれて自転車事故が問題になり、自転車保険加入者が増加した。
東京や大阪など都市部を中心に15以上の都道府県が自転車保険を義務化し、10以上の県は義務化を検討しています。
最終的に日本のすべての自治体で自転車保険義務化や販売店への指導(事実上の強制)が行われるでしょう。
自転車保険は高額なものもあるが大半は月500円程度で、今後もそう値上がりしないでしょう。
マスコミは「自転車事故で1億円の賠償命令」と書き立てたが、実際にはそれは一審の判例で、実際にその金額を払ったという事ではない。
とはいえ今後自転車に乗るのもタダではなく、保険料や駐輪料金などを払う時代になります。