東京都は田舎の人口を浪費している
少し前まで東京の人は「東京が日本で一番優れている」と鼻高々でした。
全国ほとんどの県で人口が減り村が消滅しているのに、東京の人口は増え続けて1400万人を達成しました。
GDPも東京だけが増えて消費も東京だけが増え、東京が日本を支えているような状況になっている。
ところが視点を少しずらして観察すると、東京が日本を支えているというより、地方が生産し東京が食いつぶしているという言い方ができる。
東京都の人口増加率は全国1位 0.71%増の1392万人(2019年)で1年で10万人人口が増えた。
内訳は他県からの日本人流入8万人以上で外国人流入3万人、合計11万人以上が流入したのに人口増は9万9千人でした。
東京都内だけの人口は死亡が出生を大きく上回り1万5000人マイナスだった。
東京自体の人口が増えたのではなく、主に他の県から移動したため「増えたように見える」だけです。
ここでもし人口の計算方法を「岩手県出身者が東京都に移住しても岩手の人口に含める」ようにしたら東京の人口は急激に減少します。
GDPも同様に「他県から移住した人の生産や消費は移住前の自治体のGDPにする」としたら東京のGDPはマイナスになるでしょう。
何が言いたいかというと東京都の増加は他県の減少によるものなので、「日本全体に貢献していない」という点です。
東京都の日本人の人口が年7万人増えたのは秋田や島根から引っ越してきたからなので、東京のみの日本人人口では1万5000人マイナスでした。

引用元 ドラえもん、作者 藤子・F・不二雄、出版社 小学館
東京のまやかしの発展
他県からの移住者による増加を除くと、東京都で生まれた人のGDP合計もマイナスでした。
もし日本中が東京都のようになったら、日本の人口とGDPは急激に減少するが、実際にそうなっている。
出生率全国1位は沖縄で九州など南方は高く北は低い、そして南北と関係なく東京の出生率は全国最低です。
沖縄や九州に住んでいれば子供を産んだはずの女性が東京の大学に入り就職すると、結婚せず一生子供を産まなくなります。
これでは東京が日本経済を引っ張るどころか、東京が日本全体を悪化させている
東京は地方の人口を吸収して日本中の出生率を下げ、日本全体のGDPも下げてしまっている。
自信満々だった東京の人もコロナ騒動で日本中から「来るな、出ていけ」と言われて自分に疑問を感じ始めたようです。
日本が再び発展するには田舎の人口を増やして豊かにする必要があり、東京から地方に人口を戻し、田舎で子供を産んでもらう必要があります。
そのためには農業発展が不可欠で、欧米では豊富な農業補助金によって「田舎で子供を産んでもらう」システムを作っています。