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身近で進んでいた電動化 アシスト自転車やフォークリフト

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原付バイクはアシスト自転車という電動車に替わった

EV電気自動車によって電動化が注目されましたが、気づくと私たちの周囲で多くのものが、すでに電動化しています。

例えば自転車は電動アシスト自転車が急激に増え、生産金額では自転車全体の8割を超えているそうです。

2018年前半の統計では日本国内の自転車生産は約45万台で、電動アシストは30万台超で生産額の85%を占めました。(販売額では輸入自転車が加わる)



2020年の電動アシスト自転車の国内販売数は約82万台と予想され、原付1種(50C\cc)バイクは約13万台と予想されています。

アシスト自転車が原付バイクの販売数を超えたのは2008年の約30万台で、リーマンショックの年でした。

維持費ゼロで免許不要のアシスト自転車は主婦にバカ受けし、特に子供乗せ自転車が売れまくった。

バイクというエンジン車が衰退して電動自転車という電動車に交代した訳で、一番最初に乗り物の電動化が始まった。

次に私たちの身近な電気で動くものと言えばスマホや携帯電話で、さすがに以前はエンジンで動いていたという事はないです。

以前のウォークマンなどモバイル機器は乾電池で動いていて、充電せず使い捨ての電池を交換するものでした。

充電式の商品は値段が高かったり、充電に時間がかかり電池の持ちが悪いなど欠点が多かった。

気づくと使い捨て乾電池を使用する商品は減り、身の回りの多くの家電が充電式になりました。

この充電システムの進歩によって強力なモーターを駆動できるようになり、電動アシスト自転車やEVが普及しました。

EVの問題は充電にあり

自動車の電動化は掛け声と話題だけで進んでおらず、2019年の販売台数は100万台、自動車全体のシェアは約1%でした。

EVの問題はやはりウォークマンと同じ充電システムにあり、家庭用電気では「充電にかかった時間の数分の1しか走行できない」という不満があった

これはアメリカでテスラを訴えたおばさんがいて、欠陥車だとして裁判が行われました(結局どうなったかは分からない)

ガソリン車だったら給油にかかる時間は3分程度で走行距離は600キロぐらい、時間にして10時間以上は走行できるのでロスタイムが無い。

EVは家で家庭用電源から充電すると一晩でフル充電にならないので、急速充電を使用します。

日産リーフは1時間充電して約300キロ、テスラはスーパーチャージャー使用で30分充電で300キロ走行できるとされています。

フォークリフトでは既にEVが6割に達しているが、昼間作業して夜間充電するような充電サイクルが完成しているからでした。

大まかに考えて30分または1時間充電で6時間ほど走れるが、充電設備はGSより少ないので「適当に走って給油」では高速道路上で停止しかねない。

出発前に現在の走行可能距離を見積もって充電場所を調べて決めておかねばならず、その充電所で他の人が使っていたら待たねばならない。

こういう状況が解消されないとEVのシェアが1%を大きく超えることはないでしょう。

EVが普及するにはどこにでも充電所があり自宅で十分な充電が可能、車両価格や維持費がガソリン車と同等以下になる必要がある。

コストを金持ちが買うベンツやフェラーリと同等にするのは簡単だが、70万円の軽トラや120万円のワゴンRに勝てるEVは存在しない。

もし100万円前後でガソリン車と同等のEVが可能になったら、本当のEV時代が来るでしょう。

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