モニターの大きさ=作業効率
IT機器の小型化が進みなんでも小さい方が優れているという風潮になり、すっかり廃れたのが大型パソコンです。
1980年代から2000年代はパソコンの巨大さを誇っていて、大きいほど性能が優れていました。
毎年どころか数か月ごとに新技術が登場するので、部品だけを入れ替えるグレードアップが主流でした。
CD、DVD、大容量ハードディスク、グラフィックボードなどを差し替えて、本体は長く使えるようになっていた。
流れが変わったのは2000年代で、アップルあたりから「小さい方が優秀」という流れになった。
スターバックスでiMacを開いて仕事をするのがトレンドになり、その後スマホやタブレット、2イン1PCも普及しました。
確かに現在の薄型ノートやタブレットは昔の巨大デスクトップより遥かに高性能です。
90年代に丸一日かけてやっていた仕事を、今のノートPCは数分や数秒でサッと処理してしまいます。
それでも巨大なデスクトップPCは現在のノートPCより高性能で、絶対にかなわない点があるというのが今回のテーマです。
世の中にはクリエイターと名乗る人が居て、自称するだけだったりプロとして活動している人まで様々です。
PCで絵を描いたり写真家や映像作家、動画編集者など様々だが、デスクトップPCを使っている人は多い。
小型PCでは不便だったり、大型デスクトップが優れている場面があるので、分かっている人はデスクトップPCを1台持っています。
デスクトップPCは限界まで酷使できる
まずタブレットやノートPCが絶対に大型PCに敵わない事がモニターの大きさで、これはどうしようもない。
絵を描く人や写真家、動画作家は画面が大きく鮮明なほど作業がしやすく、小さいほど非効率になります。
ノートPCを大型モニターに接続する事もできるが、どうせモニターは据え置きなのでデスクトップPCを一緒に置いた方が良いです。
文章を書く、情報を整理する、設計のような事をするにも、モニターが大きいほど同時に表示できる情報量が増えます。
モニターが10倍大きければ10倍の情報を同時に表示でき、小さいモニターは10回に分けて表示しなくてはならない。
次にどうしようもないのが冷却性で、小型薄型PCは内部の風通しが弱いので熱が内部にこもる。
真夏に限界性能で連続運転させたら、十分な冷却性能を持つ大型PCには作業量でかないません。
ノートPCやタブレットには「落とす」という致命的弱点もあり、データは救済できたとしてもパソコンはもう使えないでしょう。
データ保存用に自宅にデスクトップPCがあれば、データ救済や新PCへの引継ぎなどが簡単になります。
PCに複雑な仕事をさせる人ほどデスクトップPCを1台は持っていて、自分も使っています。
故障したら壊れた部品だけ交換すればよく、ハードに使えて色々な作業ができるので、結局すごく安い買い物になります。
一方今までに購入したノートPCはどれも1年程度で不満を感じ手放しています。
パソコンにガッツリ仕事をさせて元を取るならデスクトップPCが良いというのが結論です。
ノートPCやタブレットは外出時にデータを持ち歩くものと割り切れば、低性能低価格の製品で良くなります。