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防衛省の長射程ミサイル、国産巡行ミサイルで「敵基地攻撃」が可能になる

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米軍の攻撃のほとんどは巡航ミサイルで行われている
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画像引用:https://i.pinimg.com/originals/25/99/1f/25991fae105c3a1bd8f53ca232a466c0.jpg

防衛省の長射程ミサイル

防衛省は計画中の長射程ミサイルを2022年3月までに取得すると発表しました。

中期防衛力整備計画に基づくノルウェー製の対地・対艦ミサイル「JSM」で、F35に搭載する。

JSMはF35胴体内に格納できるのでステルス性を損なわず、レーダーに探知されず対艦・対地攻撃が可能となる。



JSMは射程約500キロで全長3.7mと小型、重量約400kgで125kgの弾頭を搭載している。

F15J戦闘機100機ほどを近代化改修するが、射程約900キロの米国製「LRASM」や「JASSM」の搭載が検討されている。

記事によると政府は相手のミサイル基地やレーダーを攻撃する先制攻撃に使用する検討をしている。

命中精度は高いもののこの大きさではピンポイント攻撃しても、一部の機能に被害を与えるに留まるでしょう。

仮にJSMで「先制攻撃」しても北朝鮮や中国は弾道ミサイル多数を発射し、日本は対抗手段を持っていない。

せいぜい相手国のレーダーの一部を一時的に使用できなくなるのが関の山です。

これとは別に防衛省は2019年に、射程400kmの国産巡航ミサイル開発を決め、現在開発中とみられる。

巡航ミサイルは米英欧中ロなどが保有、というより世界の主要国で日本だけが保有していない。

射程は数百キロから2000キロ以上で、ピンポイント攻撃から核弾頭まで搭載できるタイプもある。

速度は亜音速から超音速、さらに極超音速タイプまで開発されていて、現在各国がしのぎを削っている。

巡航ミサイルの特徴は弾道ミサイルと比べて低コスト(性能による)で応用範囲が広い点です。

弾道ミサイルはドーンと打ち上げて落ちるだけで、技術的な違いは大きさしかない。

国産巡航ミサイルが本命か

巡航ミサイルは大きさも速度も性能も思いのままで、米国のトマホークは最も頻繁に使用されている。

最近は後進国もレーダーや対空ミサイルを持っているので、戦闘機などが侵入攻撃できなくなっている。

そこで米軍は使い捨ての巡航ミサイルをポンポンと発射し、命中精度はなんと99%程度と言われている。

最新型のトマホークの単価は187万ドル(約2億円)と非常に安く、F35の300億円の1%以下に過ぎない。

F35は開発費用やパイロットの育成費用、さらにパイロットの年金や遺族年金を考えると、撃墜時の損失は300億円を優に超えてしまう。

なので米軍の最近の実戦はほとんどが巡航ミサイルで行われ、戦闘機の出番は少なくなっている。

巡航ミサイルの高性能化も進んでいて、戦闘機より遥かに高速が出る極超音速がもうすぐ実現する。

速度が速いと相手レーダーに映ってから到達する時間が短くなるので、撃墜が非常に困難になる。

また巡航ミサイルは上空高く飛行する弾道ミサイルと違い、地上や海面すれすれを飛行できるので、レーダーに映りにくい。

巡航ミサイルそのものの開発は意外に簡単で、対艦ミサイルを大型化したものに近い。

むしろ巡航ミサイルを誘導したり運用するシステム開発が難しく、日本はこの点で遅れている。

巡航ミサイルも弾道ミサイルも燃料を多く積めば射程は伸び、エンジンを大型化すれば搭載量は増やせる。

最初小型のものを開発して長距離大型ミサイルに進化するのが通常の手順で、射程数百キロから数千キロに進化させることもできる。

陸上発射か空中や艦上発射かもどうでも良い話で、各国はいずれかを開発して他に転用している

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