ディズニームーラン事件
ディズニーの新作映画「ムーラン」を巡って中国との癒着が疑われ、抗議運動やボイコットに発展している。
ムーランは新疆ウイグル自治区で政府の許可を得て撮影し、中国の歴史を称える内容となっている。
中国の経済発展にともなってハリウッド映画の売り上げに占める割合が増え、映画会社は中国マーケットを重視している。
最近ハリウッドでは中国で撮影したり中国を舞台にしたり、中国人を出演させて中国での売り上げを狙う作品が多い。
ディズニーも中国でヒットさせるために中国作品で中国ロケを行い、中国政府に最大限配慮した。
中国では政府の許可を得ないと国内国外を問わず映画公開はできず、1ドルの売り上げにもならない。
ゲームや音楽やテレビ番組もそうで、最近では韓国のサードミサイル配備で韓流タレントや韓流映画が全面禁止になった。
韓流タレントは中国でライブやテレビ出演できなくなり、映画売り上げはゼロになった。
結局韓国政府は「サードミサイルを増やさず、将来撤去する」という誓約を交わして、やっと韓流ライブ復活を認めてもらった。
中国と癒着するとはどういう事か
こんな国であるから少しでも「チベット、ウイグル弾圧」や「香港民主化」を連想させる作品は上映許可が出ない。
逆に中国や香港で取材やロケ、活動が認められているメディア(NHKなど)は、中国と癒着している事になる。
映画「ムーラン」の内容は木蘭(ムーラン)という少女が男装して兵士になり、異民族と戦って勝利する。
むろん漢民族や中国人から見て異民族を倒すわけで、チベットやウイグルでやってきた事を連想させる。
とどめを刺したのが映画のエンディングに流れるテロップで、ディズニーが中国新疆ウイグル自治区政府に感謝するメッセージが添えられた。
新疆ウイグルは中国軍が占領する前はウイグル人の国家であり、現在は人民解放軍と治安部隊がウイグル人を鎮圧している。
欧米は金のためためにこうした事を見逃してきたが、中国が目障りになり人権で騒ぐようになった。
ディズニーは金もうけのためにウイグル弾圧を支援した訳だが、こうした恥ずかしい事を日本もやっていた。
1980年に放送されたNHKシルクロードとその続編は、多くが侵略地域と核実験場で撮影された。
中国はウイグルなど異民族の土地で核実験したからで、シルクロードを見た日本人がツアー旅行し多くの人が核実験場を歩いた。
日本テレビは1978年から西遊記を放送したが、やはり撮影地は中国僻地ででした。
日テレとNHKはこの頃「中国はすばらしい」「日本は中国に酷いことをした」「中国に謝罪し援助しよう」という番組を大量に放送しました。
中国との癒着とはこういう事を指します