
CDやDVDプレイヤーが売っていない
最近のノートPCのほとんどは光学メディアつまりDVDプレイヤーがついていないが、多くの電気製品でそうなっている。
テレビ録画機は最初VHSテープだったのがDVDになり、今はハードディスクに替わった。
ゲーム機でもソニーやMSの新型機はディスクドライブ無しのモデルが設定され、ネットダウンロードする仕様のようです。
記録装置はハードディスクの大容量低価格化が進み、USDメモリーやメモリーカードも100G以上が低価格で発売されている。
耐久性は傷がつけば終わりのDVDやCDに対し、メモリータイプは衝撃に強いとされている。
寿命も数年で再生不能になるケースがある円盤に対し、むしろ長くデータを保存できると言われている。
こうなると円盤ディスクには何も利点がなく、レコード盤やカセットテープのように市場から消えてしまうでしょう。
今までは考えられなかった事ですが、DVDやCDソフトを持っているのに再生機器が無いので見れない聞けないという事態になる。
引き出しの中に古いカセットテープが入っていても、ラジカセが壊れたら聞けないのと同様です。
DVDやCDは今後10年で再生できなくなる
USBメモリーやメモリーカード、フラッシュメモリーは形状が違ってもパソコンにつなげば再生できるのが強みです。
対するレコードやDVDやカセットテープは記録内容を読み取る機械が必要で、テープをパソコンにつないでも音楽を聴くことは出来ない。
記録データの超長期保存という意味でも、読み取り機械を必要とする記録形式は今後なくなるでしょう。
メモリー方式でも10年や20年は良いとして100年単位の保存には耐えられず、いずれすべての音楽や映像データは消滅します。
100年でも1000年でも保存できるのは、今のところ紙に絵や文字を書く方法しかない。
CD衰退を象徴する出来事としてニューヨークで2020年上半期に、レコード盤の売上がCDを上回った。
2005年以降、レコードの売り上げは増え続け2020年も前年比4%で推移している。
一方のCD売り上げは前年比48%減なので、来年はレコードの半分になっている可能性が高い。
物理媒体全体の音楽売り上げは前年比23%減で、オンラインの定額サービスにシェアを奪われた。
定額サービスはそもそも音楽を買わず月額980円などで聞き放題なので、毎月数千円で音楽を買うよりやすい。
レコードしかなかった時代は1枚数千円でレコードを買うか、ラジオ番組などからテープに録画していた。
レコード盤は一種のファッションやコレクターアイテムとして売れているが、定額配信のシェアを奪えるとも思えない。
こうして音楽や映像の記録メディアというジャンルそのものが衰退し、やがて消えていくでしょう。