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中国の回復が予想より遅れている、消費行動に変化

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爆買いする中国人はもう居なくなった
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人民は支出を控えている

中国は2020年2月ごろに武漢市でコロナ大流行があり、4月には沈静化に向かいました。

すぐに深センなどの工場では操業が始まり、いち早く工業生産が再開されました。

その後政府の巨額支出によって自動車販売が回復し、貿易額も前年平均を上回る回復を見せている。



ここまでは工業生産が好調という話だったが、消費支出は冴えずあまり回復していない。

20年8月までの消費支出は前年比-8.6%、前年比プラスは8月の0,5%増だけだった。

日本など先進国の消費は前年比5%から10%以上のマイナスなので、それよりはマシと言える。

だが工業生産や自動車販売、貿易額の急回復ぶりと比べて、個人消費は落ち込んだままなのが目立つ。

中国は2月から5月ごろ、武漢市がある湖北省を中心に過激なコロナ抑え込みを行った。

その手法は先進国では考えられないもので、市街とつながる道路を土で埋めたり、ダンプカーを置いてバリケードにしていました。

市内は外出禁止で区画ごとに工事用フェンスで「ベルリンの壁」のように封鎖し、兵士や警官が24時間見張っていました。

武漢市内からユーチューブに投稿していたユーチューバーは全員が拘束され、現在も全員が行方不明です。

封鎖された地区では買い物も許されないので、集団で通販購入したが通販業者は役人と癒着していた。

政府が信用できないから貯蓄する人達

当時の報道によると通販業者は腐った肉などを、数倍の値段で売りつけて大儲けをしたそうです。

お金がない人は通販購入もできない訳で、多くの人が食べ物を得られず衰弱したとされています。

地区で1人がコロナに感染すると一切の外出が禁止され通販業者も出入りできなくなります。

壁の向こうから食べ物を投げ込むことは可能かもしれないが、多くは外から遮断され何の支援も受けられなかった。

コロナの「治療」だが、1週間で数万人収容の病院を無数に作ったが、入院した人によると収容所だったそうです。

医師はおらず薬もなく、患者は放置されて出入り口には兵士が「脱出」しないように見張っていました。

こんな目に遭った中国人は消費を控え、いざと言う時のために現金を使わない事にしています。

こうした行動傾向はバブル崩壊後や阪神大震災後の日本人にも見られた事で、長期間継続する可能性があります。

政府が信用できないから消費せず貯金しよう、というのが実は平成デフレの根本原因でした。

今まで中国人は「政府が助けてくれるから中国に不況は起きない」と言っていたが、今はそう思わないでしょう。

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