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イージスアショアの茶番劇、結局イージス艦増隻へ

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いくら迎撃しても無駄というのが防衛省の本音?
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画像引用:https://www.sankei.com/politics/news/180723/plt1807230008-n1.htmlイージス・アショア 2基で総額6千億円超 関連施設など含めると想定の3倍に 防衛省試算 – 産経ニュース

陸上イージスは要らない存在か

陸上イージスことイージスアショアは2020年6月15日、河野防衛大臣の発表で突然停止された。

こうした大プロジェクトの場合「延期」や「一時中止」が普通だが、配備計画の停止という言い方が奇妙だった。

停止なのだから完全撤回や延期ではなく、そのうち再開するともとれる。



停止の直接原因は海上に落ちると説明したロケットブースターが陸上に落ちる可能性があるためだった。

これも腑に落ちない点で、核ミサイルよりロケットブースターの落下が重要だというのは理解に苦しむ。

次に出てきたのが陸上イージスのレーダーを地上に配備し、ミサイルは洋上に設置するというものでした。

「発射機のみ海上に分離設置」「イージス艦の増勢」「メガフロート」の3案が提示されたが現実とは思えなかった。

イージスアショアは全てのシステムを一括で開発していて、レーダーと発射機を分割設置するのを想定していない。

もし分割すると日本だけのために新規にイージスシステムを開発することになり、最低でも数千億円はかかる。

予想通り防衛省は陸上洋上分割案を非現実的として取り下げ、洋上案だけが残った。

洋上案は「イージス艦建造」「民間船改造」「メガフロート」だが民間船とメガフロートは分割案と同じくありえない。

イージスシステムはタンカーや客船に搭載するよう出来ていないし、そんな物を作るのにも開発費がかかる。

イージスシステムは無駄が防衛省の本音か

すでに完成した技術である「軍艦のイージス艦」が最も信頼性が高く唯一実用的で、おそらく最も安い。

こんな事を防衛省は最初から知っていたに違いなく、茶番劇の様相を呈しています。

話は変わるが防衛省は空母型護衛艦を建造する前、空母型ではなく「ガミラス型」とでもいうべき案を公表していた。

船の上に巨大な車庫を乗せたようなイラストで、実現性ゼロなのは誰にでもわかった。

要するに防衛省は空母を建造する意図を隠すために、やる気ゼロの試案を公表して国民を欺いたのでした。

イージスアショアも同様で、何度も嘘をつきながら結局はイージス艦を増やす事になる。

防衛省はイージス艦とは言わず「洋上イージス」とごまかしたが、イージス艦とは違いミサイル迎撃に特化しているという。

通常のイージス艦は対艦ミサイルや対潜装備、対潜ヘリコプターなどを搭載し1500憶円ほどする。

民間船舶や石油掘削リグに乗せれば安いといっているが、それも机上の空論で実際にはイージス艦より高くなる可能性がある。

そもそも何故河野防衛大臣が停止発表したかの理由として、防衛省は陸上イージスの効果を悲観的に見ていると伝えられる。

陸上イージスや海上イージスをいくら増やしたところで、飛んでくるミサイルを一定確率で迎撃するだけです。

99%迎撃に成功しても1%は必ず打ち漏らすはずで、高高度を飛行するミサイルや低空を飛ぶミサイルは迎撃が難しい。

迎撃システムの飽和という問題もあり、仮に100%迎撃に成功してもミサイルを撃ち尽くしたら「打ち止め」になります。

こんなものは無駄なので敵基地攻撃能力を整備するべきだというのが最近の議論で、もうイージスの役割は終わりつつある。

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